今朝はドアを出ると白い世界が広がっていました。
霧は普段見慣れた景色も、まったく別のものに変えてしまいます。
駅への道が旅先で歩く初めての道のように魅力的でした。
お休みだったら時間をかけて写真撮影したことでしょう。
交差する通りや駅の線路の向こうは、視線の中心に向かって白濁していきます。
無段階のグラデーションが幽玄です。
霧によく遭遇するのはやはり山に行ったときです。
こんな濃霧に会うと、山の景色に思いが至ります。
印象に残る山の霧の記憶で、最初のものは小学生の頃、家族で夏休みに乗鞍岳に行った時でした。
曇りの日だった思うのですが、車で登っていくと途中からガスの中に入り、高度が上がるにつれ霧は濃くなり、車道終点辺りでは10m先も見えないくらいで、見たことのない世界に狂喜したものでした。
それは厳密には霧というより雲の中だったわけですけど、中に入ってしまえば見え方は一緒です。
まあ、山上からの景色は見えず、それはがっかりでしたが。
乗鞍岳はその時を最初に何度も何度も訪ねる、私の山の原点となった山でした。
写真は新緑の頃、奈良県と三重県の県境にある明神平で出合った霧に煙る木です。
霧は普段見慣れた景色も、まったく別のものに変えてしまいます。
駅への道が旅先で歩く初めての道のように魅力的でした。
お休みだったら時間をかけて写真撮影したことでしょう。
交差する通りや駅の線路の向こうは、視線の中心に向かって白濁していきます。
無段階のグラデーションが幽玄です。
霧によく遭遇するのはやはり山に行ったときです。
こんな濃霧に会うと、山の景色に思いが至ります。
印象に残る山の霧の記憶で、最初のものは小学生の頃、家族で夏休みに乗鞍岳に行った時でした。
曇りの日だった思うのですが、車で登っていくと途中からガスの中に入り、高度が上がるにつれ霧は濃くなり、車道終点辺りでは10m先も見えないくらいで、見たことのない世界に狂喜したものでした。
それは厳密には霧というより雲の中だったわけですけど、中に入ってしまえば見え方は一緒です。
まあ、山上からの景色は見えず、それはがっかりでしたが。
乗鞍岳はその時を最初に何度も何度も訪ねる、私の山の原点となった山でした。
写真は新緑の頃、奈良県と三重県の県境にある明神平で出合った霧に煙る木です。
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