よこぐしのアートマネジメント講座
第2回
レクチャー・ミニワーク
〈場づくり〉
2024.1.7(日)
13:30〜16:30
丸亀市保健福祉センター
(ひまわりセンター) にて
講師:石川清隆さん
………………………
・場づくり、という考え方について
・「正解」「間違い」を考え直す
・(表現)芸術活動と場づくり
ミニワークも交えながら
身近なことから
考えるきっかけになるような
講座でした。
…………………………
〈講座の内容メモ〉
●この部屋に入った時、
どんな感じだった?
いわゆる会議室
机と椅子が列になり
前を向いて並べられている
●この場は適している?
よりリラックスできる場に
作り変えてもいい
●学びは違いからも生まれる
何かと何かの間かに生まれる
どちらが優れているかではなく
どう違うのか分かっていこう
●まなび方の提案
いつもと違う視座で自分を見てみる
自分のやっていることを整理し、
誰かに話すとしたら?と考えてみる
●気付きが大切
新しいことを知るだけでなく、
知っていること同士を結びつけたり
結び直したりすることが大事
●どうしたら気付ける?
無意識を意識化
自分一人ではなかなかできない
他の人と一緒にやってみる
★自分の当たり前に気付く
他の人とやることによって気付く
●自己紹介ワーク
書いたものをもとに
3〜4人で話す
………………………
●コーディネーター
参加者とファシリテーターにとって
より良い状態をつくり出す人
活動を見ている人
(学校の先生、公共ホール職員、保護者など)に
こういうことを経験している、
と解説する人
●ジレンマをマネジメントする
自分で考え決めてやる
(自分のやりたいこと)
↑
両立は難しいが、どちらも必要
↓
決められたことを皆でやる
●場づくりに必要なことは?
誰と何をやるかによって変わってくる
・時間的な場づくり
・空間的な場づくり
・コミュニケーションの場づくり
●自分と他者の当たり前は違うことが多い
ということを体感する(意識化)
頭で分かることと、
いわゆる腑に落ちる ことは違う
同じ文化の中では気付きにくい
●まずは自分の当たり前を知る
(意識化 )
同じことをやっても
楽しい人、やりたくない人、
違うふうに感じる
●「正解」があること、ないこと
正解がない問いがあることを知る
答えはあなたの中にある
↓
他の人にも “ その人の答え ” がある
●身体性と文化
人が学ぶことがらは
様々なものに埋め込まれている
●音楽やダンスを題材にする
音楽やダンス、演劇などの表現芸術には
色々なことがらや 人間の営みが
埋め込まれている
なので、
それを活用して
知識だけでないものを伝えていく
・正解がない
・時間を共有する
・協働性
・相互作用
・好奇心
●人と人の間にあるもの
唯一の正解のないもの
解がたくさんあるもの
学び方:
やってみながら学ぶ
だんだんわかっていく
時間がかかるが、やってみよう
………………………
●講座の終わりには、
自分の印象に残ったことを書き
話し合った
★私が印象に残ったのは…
正解がない
それぞれに違った解がある。
そうすると…
個人がやりたいこと
↓↑
集団として必要なこと
この両者が
対立してしまうことがある。
なかなか両立できない。
けれど
どちらか片方に傾いても
成り立たない。
バランスが必要。
そのために
何が必要なのか。
それぞれの意見を
やり取りしている中で
心に留まった言葉があった。
市民劇で一緒だった
ミランダの言葉。
mindful マインドフル
留意する
と、書かれてあった。
あとで検索してみると、
気を配る、
意識している、とあった。
大事なことだと思う。
一見しただけでは
相容れないものの中にも
理解できる点があるかもしれない。
お互いに耳を傾け
よく見ることができるように
意識しておきたい。
そして…
いわゆる落とし所、妥協点、
歩み寄り、折り合いなど
考えてやってみたい。
それですぐに
全て解決できないかもしれないが、
やってみることで
少しずつ
良い方に近づけるかもしれない。
講座の中にもあった、
“やってみながら学ぶ”
“だんだんわかっていく”
私たちは
間違えることが悪いと
思ってしまいがち。
そうではなく
まずやってみて、
そこからまた方向修正してもいい。
多くの人がそう思えたら
もっと一歩が進みやすくなる。
そんなことを
同じ場所で共通理解できたことは
意味があった。
特に、
今回の講座のタイトルにもある
〈よこぐし〉
横串となって
違う分野をつなげる
文化芸術について
考えてみた。
そもそも
芸術活動には正解がない。
それゆえ
どこに着地すればいいのか
試行錯誤する余地が
たくさんありそう。
ただ、
表現として何かしらの
カタチにする必要はある。
そこで、
対立するのではなく
お互いの思いや考えに耳を傾けたい。
それが
面白さでもある。
それが
自分の肌にも
合っているなと思った。
………………
それから…
最初にあった話について。
この場所を
リラックスできる場所に
作り変えてもいい、ということ。
これも良いなと思っていた。
きっと色々な人がいるので
リラックスのカタチも色々。
なかなか
全ての人にぴったり合うように
することは難しいだろう。
でも、
“それぞれに応じて変えてもいい”
というのが、
前提にあるのとないのとでは
印象が違ってくると思う。
例えその時
十分にできなかったとしても、
あるもので、できる範囲で、
皆で工夫することに意味がある。
どんな人も
受け入れられているという
気持ちになるのではないか。
私事だけど…
調子の悪かった頃は、
車の運転して出かける時、
相棒として
小さいぬいぐるみの
キーホルダーを持っていた。
それを時々触ると安心できた。
マスクをつけることも
視線を避けられて
心が落ち着いた。
でも、
外に出るなら
その場所のやり方に
ある程度合わせないといけない
と思ってしまう。
だから、
足が遠のく場所もあった。
それぞれが
やりやすいやり方を
大切にできるなら、
行ける場所も、
参加できることも増えそう。
解決できる課題もありそう。
ひとつひとつ
手間も時間もかかりそうだけど、
自分も誰かも楽しくなるなら
その方がいい。
ひとつ、可能性を感じられた。
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