僕と猫のブルーズ

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35年目の先にあるもの~「35年目のカーネーション2018 FANTASTIC VOYAGE」@日本橋三井ホール

2018年12月10日 | カーネーション
今年カーネーションはデビュー35年目。夏に野音で大きなライブをやったけど、
年末鳥羽さん、棚谷さん、矢部さんの旧メンバーを迎えて東名阪でツアー。
最終日のこの日はロベルト小山、大野由美子、鈴木桃子、ZOOCOもゲストで入る。
会社を早目に出て神田で用事を済ませて歩いて日本橋に向かう。
ゴチャゴチャした呑み屋街が瀟洒な街並みに変わっていく。
ここ数日、体調がイマイチ。仕事の疲れも溜まってる。
カネの年末LIVEあるときはいつもそう。色んな邪気を抱えてる。
だからこそ直枝さんの歌とギターを浴びて自分にからみつく色んなモノを削ぎ落したい。

入場。カネには珍しく椅子有りの会場。ボクと嫁は前から6列目。下手側。
開演。シナトラが鳴り響きメンバー入場。


(セットリスト・カネTwitterよりお借りしました)
1.ごきげんいかが工場長、2.Superman、3.長い休日、4.オートバイ、5.未確認の愛情、
6.体温と汗、7.Future Rock Show、8.Glory、9.いつかここで会いましょう、10.Future Song、11.Paradise Express、12.サンセットモンスターズ、13.Peanuts Butter & Jelly、
14.ニューサイクリングブギ、15.テレフォンガール、16.New Morning、17.Real Man、
18.Garden City Life、19.ドラゴンシャフト、20.アダムスキー、21.Edo River、
(アンコール)
22.砂丘にて、23.It,s A Beatiful Day、24.夜の煙突

メンバー:直枝政広Vo、G、大田譲Ch、Bass、Vo22、
ゲスト:鳥羽修G、棚谷祐一Ch、Key、Vo14、矢部浩志 Drums、
    ロベルト小山 Sax、Per、大野由美子Moog、鈴木桃子&Zooco Ch

先ずは初期ナンバー3連発!
ボクは90年代カネはリアルで聴いてない。当時のライブの様子も映像で断片的にしか知らない。
まずは棚やんが沢山コーラスすることにビックリ。
サポメンを入れて「オートバイ」。名盤「天国と地獄」の1曲目。
ゆったりとしたグルーヴに包まれているうちに心地よくて、何か泣きそうだった。
この5人の音をリアルでは知らない。懐かしいわけじゃない。でも泣いちゃいそう(^_^;
きっと、それは歌と演奏が素晴らしいから。直枝さんの歌が時代を超えて響くから、だ。

「Future Rock Show」では何人かの客が立って踊り出す。当然ボクも(^_^;
「Glory」なんて曲が飛び出してまたまたビックリ。直枝さんハンドマイクで高らかに歌う。
そういえば直枝さんがギターを持たずハンドマイクで歌うのって旧メンバーと一緒に演るとき。
過去「天国と地獄」「Beatiful Day」再現ライブのときもそうだった。
矢張りこのメンバーなら直枝さんも安心できる、任せられるって事だろう。

途中でメンバーのトークコーナー。野音では無かったメンバーのトーク。
ゆるずさんが「銀座と日本橋は同じ場所でしょ?」とか「神保町で迷った」とか
トンデモない天然ぶりを発揮\(T▽T)/
棚やんは某メタルアイドルグループの追っかけをやってて「今日はオーストラリア公演
がある。こんな事やってる場合じゃない」とか言い出すし(^_^;
鳥羽さんはマイクを向けられたら「後で」とアッサリ却下。何?この人たち面白過ぎ(T▽T)

中盤は比較的新しめの曲が鳴る。「Paradise Express」の「oh!Yeah!」を一緒に歌ったり、
「サンセットモンスターズ」で直枝さんと鳥羽さんがギターを弾く様にまた泣きそう(^_^;
更には棚やんが歌ったり場内はどんどん熱を帯びてくる。
直枝さん「旧い曲も新しい曲も素晴らしい!流石です!」とホント嬉しそうだった。

後半「New Morning」で我慢できずにまた立ちました。この曲大人しく座ってられません。
「だから吠えることをおぼえたのさ」の一節が胸にズンと響く。
今年1年オレは吠えることができたか?何もできずに怖くて震えてただけじゃないのか?
ワカンナイな・・・。でも吠えたい、そのキモチは棄てたくない。
「Raal Man」でゆるずさんがベースを振り回す!棚やんのKeyがガンガン迫ってくる!
「アダムスキー」で直枝さんと鳥羽さんのギターが狂暴に鳴り響く!客席は狂乱!
オレの横の若い男の子もノリノリで踊ってるぜ。イイね!
オレ、90年代カネはポップでメロウなオトを奏でるグループと思ってた。
直枝さんのとがった処は3人体制後に表出出したのだと。
でも、今日見てそれは勘違いだと思い知った。鳥羽さんも棚やんもクレージー。
滅茶苦茶狂いまくった演奏を聴かせてくれる。
カネは直枝さんだけでなく他メンバーもずっとクレイジーだったんだ。
当然だ。このメンバーで「天国と地獄」「パラキート&ゴースト」を作ったんだから。

そして、本編ラスト。当然「Edo River」!直枝さんは客を煽り客席歌う。
ゆるずさんが棚やんの傍で歌ってると、棚やんすかさずマイクを向ける。息ぴったり。
後半、直枝さんの歌が止まった・・歌詞を忘れた?いや・・感極まって声が出ないみたい。
直枝さんはもう歌う事無く、鳥羽さん・棚やんと延々ソロを回してる。
でも、これはこれでレア。ライブならではの光景。

アンコール。先ずは直枝さん、ゆるずさんの2人だけで「砂丘にて」。
今回のツアー、旧メンバーで演るって聞いたとき
「90年代黄金メンバー集結!昔の名曲を再現!」と打ち出して大きいハコで
ライブする手もあったと思う。でも、直枝さんはそれはしない。
あくまで通常ペース。
だって・・カネ、直枝さん・ゆるずさんをコアとしてずっと続けてるし、
これからも続くんだろう。メンバーを色々変えて色んな姿を見せながら。
最後は当然「夜の煙突」!ステージ上は爆発し客席は踊る。
鳥羽さんとゆるずさんも走り回り、鳥羽さん何と客席に飛び込んだ!(T▽T)
直枝さんも客席ギリギリの処に行き客にギターを弾かせる。
「夜の煙突」で見れるこの狂騒・乱痴気騒ぎ・・・好きだなぁ。
直枝さん最後「35年目のカーネーションありがとう!良い締めくくりができました!
サンキュー東京!」って絶叫して終了。

ボクも嫁もすっかり満足。嗚呼愉しかった。
ライブ終わったときココロに溜まった澱がキレイに消えていた。
カネのLIVEはいつもそう。オレの中のゴミや汚れをお祓いしてくれる。
写真は会場でゲットしたTシャツとブックカバー♬


来年のカネはどうなるんだろう?1月は延期になった江の島振替公演がある。
その後は・・?レコーディング?ライブ?
暫く5人体制のライブを続けるのか?若いサポメンと組むのか?
久しぶりに3ピースのライブをするのか?
何をやってもカネは絶対凄いことになる。
36年目のカネ、直枝さんがどんな色を描くか。まだまだ見たい。
直枝さんが描く絵で、また思い切り狂いたい・・な、ヨモちゃん☆


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