積雪の少ないこの地区だが、このところの冷え込みで10㎝程度の銀世界、早朝から『にほんの里 100選』に選定された下松市東部後山地区へ出かける。道幅が狭く坂道なので徒歩で行くことにした、途中の景色も車ではチャンスを逃してしまうこともあるからだ。
目指すところは、茅葺屋根の家がある雪の日の風景、約1時間だれも踏んでいない雪道に足跡を刻むのは気持ちが良い…が途中から先客が割り込む、大きな足跡はイノシシのものである。
ここには懐かしいにほんの里の風景が残る、山道を抜けると少し拓けた所に3反程の田と1軒の茅葺屋根の家があり現在もお二人で暮らして居られる、この日も朝早くから道の雪かきをしておられた、しばし世間話をする。雪かきをするのは高齢なので何か有ったときに車を出すための備えである。
いつもとは違った風景といつまでも残したい風景がそこにはある、四季それぞれに趣のある癒しの空間がある。