女王が退位し、国王が立ったデンマークの国王一家のポートレートが発表されました。
真ん中がフレデリク国王。隣がメアリー妃。
フレデリク国王は王太子時代に東日本大震災で被災した東北に来てくれました。
祝電を送るだけでなく、本来は国賓としてお招きすべきなんじゃないかな。
(あ~~でもあの天皇皇后じゃ宮中晩さん会出来ないっか)
国王の左となりが王太子のクリスチャン。18歳ですから、学年としては悠仁親王より1つ上でしょうか。
その隣の赤い服を着ているのがイサベラ王女(16歳)王妃の隣りが双子のヴィンセント王子とヨセフィーネ王女(共に13歳)
子沢山で本当に羨ましい。秋篠宮家もこんな風だったら違ったのに。
将来的に、クリスチャン王太子と悠仁殿下が共に「皇嗣」としての交流を行うと思われ。
目出度いデンマークですが、遺恨も生まれました。
それは国王の弟、ヨアキム王子一家です。
マレグレーテ前女王は、ヨアキム王子の子供達全員を王族から外し、伯爵にしたのです。
いわゆる「臣籍降下」させたわけですね。
デンマークは小さな国です。王室の予算も限られるため、女王は思い切って英断を下したと言われました。
そもそもヨアキム王子の長男ニコライは世界的にモデルとして活躍し、自活していたわけですよね。
王太子一家にはすでに王位継承権を持つ子供が4人いますから、いわゆる「公務」もそれで割り振っていけばいいと言う事でしょう。
この処遇にヨアキム王子夫妻は怒り、またニコライとフレデリク両王子の産みの母も怒っていると言事で、兄弟、親子の間に大きな溝が生まれてしまったわけです。
王室を離れたヨアキム王子の子供達は将来「公務」をする必要がなく、王族とはみなされないわけですよね。
自由を得たのか「名誉」を失くしたか・・・今後の王室はどうなっていくんでしょうね。
王室のスリム化といえばイギリスも同様で、チャールズ国王はそれに向かって動いているという話。
最近、国王と王太子妃が揃って入院した事で、突如人手不足に陥ってしまったイギリス。
ウイリアム王太子は妻の為に公務を減らす予定だし、ジョージ王子以下まだ小さい。
ヘンリー王子は離脱しましたし、ヨーク公一家もスキャンダルのせいで地位も名誉もはく奪されてしまいました。
いわゆる上級王族で、今活動出来るのはカミラ妃、アン王女、エディンバラ公爵夫妻です。
一番若いエディンバラ公爵は、その昔ウェセックス伯爵でした。
エドワード王子と私は同い年。昔から「フィリップ殿下のスパルタ教育についていけない」とタブロイド紙に書かれていました。
体育会系とは無縁で、演劇が好きで気が弱い・・・チャールズ&アンドリューの派手さから見るとめちゃくちゃ地味な感じ。
さて、フィリップ殿下の遺言によりウェセックス伯爵家はエディンバラ公爵家に格上げ。
とはいうもものの、この称号はエドワード王子1代のみ。
そういえば、前エディンバラ公の名字「マウントバッテン」を名乗れるのは、エディンバラ公の子供達のみ。
現エディンバラ公爵家は日本でいうと末端宮家のようなもの。
公爵家には、長女、レディ・ルイーズウインザーと呼ばれるお姫様と
ウェセックス伯爵ジェームスという公子がいます。
二人は国王の姪と甥ですが、プリンス・プリンセスの称号は与えられなかったので、それぞれ「サー」とか「レディ」で呼ばれるんですね。
とはいえ王位継承権は持っています。
最近注目されているのが、エディンバラ公妃ソフィ殿下。
キャサリン妃が目立つ一方で、メーガンが王室を去り、それによってソフィ妃が注目され始めたのですね。
庶民出身のお妃ですけど、その真面目さとだまって公務をこなす姿が好感を得ているようです。
彼女はアクアマリンが好きなようで、頭上に輝いているのは「ファイブ・アクアマリン・ティアラ」と呼ばれるもの。
これはウェセックス・アクアマリン・ティアラと呼ばれるものです。
こんなに生真面目な一家があるというのに、ヘンリー王子の子供達に「プリンス」「プリンセス」の称号があたえられたのはちょっと理不尽な気がしますけどね。
ともあれ、ウイリアム王子の子供達が小さく、こちらのレディも20歳になったばかり。しかも王族としての扱いは受けてないので、なんていうか、急激にイギリス王室が人手不足になってしまったわけですよ。
ヘンリー王子が王室を出る事なく公務を果たしていたら、またヨーク公が真面目だったらと考えずにはいられませんけど、中々の危機なんじゃないかなと思います。
なんせカミラ王妃は人気がない。アン王女とソフィー妃がどれだけ王家を支え、国民の支持を集められるかが今後のポイントなんですよね。