みなさん、本当に私のブログを読んで下さっているんでしょうか?
時々、ちょっと悲しくなることがあります。
興味のない事でも興味を持ってくれたら嬉しいし、そうなのか~~と思ってくれたらより嬉しいのですけど。
光る君へ
先週は、藤原惟規(高杉真宙)の死で目が真っ赤になったのに、今回もまた一条天皇(塩野瑛久)の死でやるせないったらもう。
絶対に一条天皇ロスになる。
最初こそ、源氏物語の朗読で、秘め事の話が出てきて明るかったのに。
それにしても、ああも皆の前で「源氏物語」を朗読、それも現代語でやられると、何だか悪い書物を読んでいるような気がします。
貴族達の疑問も同じで、まさに目の前に天皇と中宮、敦康親王がいる前で「源氏は藤壺をどう思っていたのか」などと聞くのは・・・もう無粋かもねと。
凰稀かなめは相変わらず色気があって、短いセリフながら「そうそう!」という感じです。
しかし、一条天皇のご不例から、事は一気に進んでしまう。
一条天皇としては、長男である敦康親王を東宮にしたい。
けれど、道長は彰子が生んだ敦平親王を東宮にすべくさっさと動く。
天皇がどんなに望んでも、行成に説得されてしまう。
可哀想な一条天皇は、陰陽師にすら「崩御の相が出ている」というのを聞いてしまい、もう覚悟する他なく・・・・
その圧倒的な演技力に・・なんだろ、一条天皇の霊が憑依しているのではないか?と思った程です。
無念、まさに無念の一言です。
この時代、道長のような権力者の後押しがなければ、第一子であっても即位出来ない。愛されても可愛がられても皇位につけない。
源氏物語の中で桐壺帝が泣く泣く源氏を臣下に降ろすも、最終的には冷泉帝によって「準太政天皇」にまで上り詰める。
源氏物語では、弘徽殿の女御の実家、右大臣家は悪役になっています。
せめてそれくらいが意趣返しなのかなと思いますが。
塩野瑛久が流した、死後の最後の一筋の涙が素晴らしくて。彼はすごい役者になるでしょう。
まだ29歳。でもキャリアは長い。
こんなにイケメンがまだ日本にいるんだと思うと嬉しいです。
若いのに今時っぽくないのが嬉しい。
「ママ、すっかり塩野君にやられたね」と言われたけど、そうなのよ。
だけど、こんな品のよい役は暫くお預けかもしれませんね。
一条ロスの代わりに、伊藤健太郎の双寿丸が登場。
なんていうか、まるで少女漫画のヒーローのように颯爽と現れて賢子を救う。そのかっこいいのなんのって。おおっ!若君!と思わず。
で、
明るくて、女の子の心をイチコロにして。でも話し方がちょい高杉真宙風っていうのもいいな。ご飯をもりもり食べてくれるのも健康的でかっこいい。
成長したね。伊藤健太郎君。
彼はどっちかっているとやっぱり武士が似合うと思います。
だけど演技力の高さで、貴族を演じろと言われたらそれなりにこなしてしまうんだろうなとも。
日本人の俳優が、きちんと時代劇で所作をやってくれると安心ですよね。
それにしても道長君。
鈍感すぎるというか、式部の所に立ち寄りすぎです。
これじゃ「あの二人・・・くすくす」が本当かなと思われますよ。
っていうか、男というのは忘れっぽいのかな?
藤原氏のような時代があったからこそ、明治政府は「皇統は正しく受け継がれなくてはならぬ」という事で、外戚を否定した筈なんですが、まさか平成・令和と「小和田外務省学会」という強力なアンチ皇室が出てくるとは、伊藤博文も思わなかったでしょう。
そして一人の妃が皇室を破壊、皇位簒奪まで考えるとは。
今上の失敗は、まだ愛子内親王が小さい時に離婚しなかったこと。
「これが自分の幸せだ」と思い込んでしまったのか、馬鹿なのかわかりませんが。
気が付いたらがんじがらめの家族ポケットに入り込んで、第三者的に物事を見る事が出来なくなっていました。
それで「天皇」というのだから恥ずかしい。
そのとぱっちりを受ける秋篠宮家が気の毒であるし、悠仁親王がこの難局を打開する事が出来るのかと心配でなりません。
神が天皇に与えた愛子内親王。
それは優秀伝説を作り出し、女帝として仰ぐ為ではなかった。
他に神意があった。それを理解出来なかった所に天皇家の不幸があります。
陰陽師さん、どんな卦が出ているのでしょうか?