しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
歌意: 心の内にこらえてきたけれど、顔色や表情に出てしまっていたのだった。
私の恋は、恋のもの思いをしているのかと、人が問うほどまでになって。
作者: 平 兼盛 (たいらの かねもり)
?~990 篤行王の子。 「後撰集」の時代の代表的歌人。
忍ぶ恋の歌である。
自分では隠し通していたつもりだったのに、「もの思いでもしているのか」と周囲の人に尋ねられて、初めて外に表れていたことに気がついた、というのである。
客観的な事実を示されてとまどう心のありようが、会話体の言葉をも交えた文脈によって表現されている。
※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」
今晩8時は雑草倶楽部の活動日です。 どうぞお楽しみに
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