コメント
おはようございます♪
(
おさか
)
2007-10-23 09:14:15
>映画は見たくないなぁ
私も。だって一番ヤな死に方ですよ・・・狭い中でしかも周りは全部海。万にひとつも助かる可能性なし。しかも多分死ぬのにだいぶ時間かかる。ううう。
日本軍には、通信や兵站の教育を軽視する風潮があり、さらに「戦術」は達者だったけどトップの「戦略」の教育が欠けていたんだそうですね。英米の軍隊は「物資補給のない状態では戦うのは不可能」とはっきり教えている。ドイツの「現地調達」方式を戦略すっとばして中途半端に取り入れてしまい、またなまじっか日本人が我慢強くて工夫する民族だったがために、そんな状態で長いこと戦ってしまった。
この「人間魚雷」もそういう苦肉の策の一つなんだろうけど、それにしてももう少しなんとかならなかったんでしょうか。どう考えても、人材・装備の損失と戦果が見合わない。あえてそういうところに身を投じる、というのは「後世に、戦時中はこんなオロカなことをしていたんだと伝える」ためだと言われても、納得いかんですよ。
そう、納得いきませんでした。作者は、ひとくくりに「戦争の狂気」として片づけてはいないし、明確な理由づけは無理だし要らないと思うけど、もうひとつ何かが欲しかったです、私は。
というわけで
「半落ち」
のほうがオススメよ♪
あら、、、そうなんだ
(
鉛筆カミカミ
)
2007-10-23 12:51:56
「出口のない海」、読もうと思ってる本リストに加えようかと思ったら、おさかさん、「半落ち」のほうがお薦めですか。
でもこの主人公たちの時代って、軍隊に属しているほとんどの人が、神経症状態だったんじゃないでしょうか。普通じゃないですよ、絶対。
だから僕もこの状況に置かれたらどういう精神状態になるかわからない。
よっぱさんもですよ、きっと
おさかさんへ
(
よっぱ
)
2007-10-23 20:07:11
一人で窒息死…いやですねぇ。ま、どんな死に方も楽しそうってのは無いけど。
納得できないというのは、とてもわかりやすい感想です。
もう一つ納得いかないのが、読み終わって気付いた「マガジン・ドキュメント・ノベルス」という所。よく調べもしないで、こんなことを書くのはいけないかもしれないけどドキュメントという言葉を使ってよいのだろうか?という所です。
小説としては、戦時下の若者がもてあそばれてしまった運命、野球部の最後の試合、追い詰められた者のとるばかげた行動(粛正など)、馬鹿げた作戦、同胞の命を軽く見ている上官、死に逝く前の… など面白い(相変わらず不謹慎か)と思って読んでいたのですが、最後に「ドキュメント」と言われてしまうと…
うーん、納得いかない。ボクも。
なんとなく見ていたら、半落ちも現実味が無いとして云々ですよね。でも、せっかくお奨めなので読んでみます。近いうちに。
鉛筆カミカミさんへ
(
よっぱ
)
2007-10-23 20:23:48
この時代の軍人は(好きでなった人も、そうでない人も)おそらく、精神症状態というか、洗脳状態と迫り来る死への恐怖で平静な状態ではないと思います。
身体を極限までいじめつけて、心身ともに疲れきったところへ違った精神論をガンガンぶつけていく。これは洗脳の一番やりやすい方法でしょうね。おまけに、富国強兵論で、小さい頃から軍国主義の教育を受けているのだから…
仰るとおり、僕もその時代に生きていれば、自分がどうなってしまうのか全くわかりません。(感想の最後の方に書いていますが)
彼ら主人公の学徒出陣組は、小さい頃からそのような教育を受けても、そこそこに戦況を知ってはいても、軍人に志願せず学生を続けていた人たちなので、志願組とはまた違った話が出来上がったのだと思います。
そうは言っても、結構面白いですよ「出口のない海」読んでみてください(笑)
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私も。だって一番ヤな死に方ですよ・・・狭い中でしかも周りは全部海。万にひとつも助かる可能性なし。しかも多分死ぬのにだいぶ時間かかる。ううう。
日本軍には、通信や兵站の教育を軽視する風潮があり、さらに「戦術」は達者だったけどトップの「戦略」の教育が欠けていたんだそうですね。英米の軍隊は「物資補給のない状態では戦うのは不可能」とはっきり教えている。ドイツの「現地調達」方式を戦略すっとばして中途半端に取り入れてしまい、またなまじっか日本人が我慢強くて工夫する民族だったがために、そんな状態で長いこと戦ってしまった。
この「人間魚雷」もそういう苦肉の策の一つなんだろうけど、それにしてももう少しなんとかならなかったんでしょうか。どう考えても、人材・装備の損失と戦果が見合わない。あえてそういうところに身を投じる、というのは「後世に、戦時中はこんなオロカなことをしていたんだと伝える」ためだと言われても、納得いかんですよ。
そう、納得いきませんでした。作者は、ひとくくりに「戦争の狂気」として片づけてはいないし、明確な理由づけは無理だし要らないと思うけど、もうひとつ何かが欲しかったです、私は。
というわけで
「半落ち」
のほうがオススメよ♪
でもこの主人公たちの時代って、軍隊に属しているほとんどの人が、神経症状態だったんじゃないでしょうか。普通じゃないですよ、絶対。
だから僕もこの状況に置かれたらどういう精神状態になるかわからない。
よっぱさんもですよ、きっと
納得できないというのは、とてもわかりやすい感想です。
もう一つ納得いかないのが、読み終わって気付いた「マガジン・ドキュメント・ノベルス」という所。よく調べもしないで、こんなことを書くのはいけないかもしれないけどドキュメントという言葉を使ってよいのだろうか?という所です。
小説としては、戦時下の若者がもてあそばれてしまった運命、野球部の最後の試合、追い詰められた者のとるばかげた行動(粛正など)、馬鹿げた作戦、同胞の命を軽く見ている上官、死に逝く前の… など面白い(相変わらず不謹慎か)と思って読んでいたのですが、最後に「ドキュメント」と言われてしまうと…
うーん、納得いかない。ボクも。
なんとなく見ていたら、半落ちも現実味が無いとして云々ですよね。でも、せっかくお奨めなので読んでみます。近いうちに。
身体を極限までいじめつけて、心身ともに疲れきったところへ違った精神論をガンガンぶつけていく。これは洗脳の一番やりやすい方法でしょうね。おまけに、富国強兵論で、小さい頃から軍国主義の教育を受けているのだから…
仰るとおり、僕もその時代に生きていれば、自分がどうなってしまうのか全くわかりません。(感想の最後の方に書いていますが)
彼ら主人公の学徒出陣組は、小さい頃からそのような教育を受けても、そこそこに戦況を知ってはいても、軍人に志願せず学生を続けていた人たちなので、志願組とはまた違った話が出来上がったのだと思います。
そうは言っても、結構面白いですよ「出口のない海」読んでみてください(笑)