【カペラS2024】出走予定馬最速チェック
イスラアネーロ
前走の室町Sは12番人気1着。前半3ハロン34秒1の流れを道中は中団馬群、外から進出すると最後まで脚が続いた。タフな馬場の右回り、上がりのかかる競馬が合う。前走以前はしばらく着外が続くなか、2走前の安達太良Sは前にきつい流れを先行して5着にまとめていた。相手が強くなるので、ロスなく運びたい。
インビンシブルパパ
キャリア6戦[4-1-1-0]とオール馬券内。うち中山ダート1200mを4戦し、3勝2着1回。未勝利、1勝クラスは逃げ、各々9馬身差と4馬身差での圧勝。次の2勝クラスも逃げたが、良馬場の前半3ハロンを33秒7で入り2着。次戦、前半3ハロン33秒5を番手から押し切ったが、テイエムトッキュウがいる今回はさらに速くなりそう。
ガビーズシスター
芝を2度使い、クイーンC13着、函館芝1200mの2勝クラスを10着も、ダート限定だと[4-1-0-0]。2着は出遅れた新馬戦のもので、近2戦の2勝クラス、3勝クラスの連勝は、いずれも2着に2馬身半差以上つける完勝。前走は、今回と同じ中山ダート1200mを1分9秒7で走った。良馬場でも時計が出ていたが、数字だけなら通用。
クインズメリッサ
スタートに難があり、近走は後方からひと脚という競馬。層の厚いダート上級条件、特に短距離だと勝ち切るのは難しく、3勝クラス突破後前走まで[0-1-3-8]。久々に勝利を挙げた前走藤森Sは、展開こそ向いたが大外枠からロスのあるなか差し切り。近4戦は[1-1-1-1]と安定している。着外の襷Sも6着で、差せる流れなら。
サンライズアムール
キャリア序盤はスタートが不安定だったが、近走はスムーズに出ている。前走は今回と同コースのながつきSを、59キロを背負って2馬身半差の快勝。前後半3ハロン33秒8-36秒8の前傾ラップを、離れた3番手から押し切り。2走前の栗東Sは、ハナを主張し、今年の根岸S3着馬を振り切った。重賞初挑戦でも力負けはなさそう。
ジレトール
今年は、4月の天王山S、6月の松風月Sと、京都ダート1200mのオープンを連勝。天王山Sは中団の内で折り合い、直線は外に出されて伸びた。砂被りも問題なく、ある程度ポジションも確保できていた。松風月Sは出遅れたが、前がかりのペースになり、4角13番手からの差しが決まった。近走は末脚を活かす競馬が続き、流れが向いてほしい。
スズカコテキタイ
中山ダート1200m巧者で、この舞台で1勝クラスから千葉Sまで4連勝。ただ、良馬場の最速1分11秒0、重馬場の最速1分9秒3だと、重賞レベルとは言い難い。昨年のカペラS(8番人気13着)は、出遅れていつものように位置を取れず、展開も向かなかったもの。近2走も出遅れていて、基礎能力とともにこの傾向にも不安が……。
チカッパ
キャリア13戦は[5-6-0-2]。着外2回は、2戦目の芝(不良)での6着と、適性より長く展開も向かなかったヒヤシンスSの5着。今年3月の昇竜Sでオープン初勝利を挙げた。その後は1200~1400mの交流重賞を4戦し、1200mの2戦は中団からの差しで快勝。前走のJBCスプリント2着はタイム差なしで、距離短縮なら主役か。➡馬名何か意味があるんだろうが小生はこういう名前好きじゃないw
テイエムトッキュウ
昨年のカペラS勝ち馬。2枠3番の好枠を引き、難なくハナへ。前半3ハロン33秒5は、過去10年で2番目に遅いペース。直線に入っても楽な感じで、3馬身差の完勝だった。ただ、番手にいた10番人気馬が2着で、流れが味方したのも事実。今年2戦は、東京スプリント3着、サマーチャンピオン8着。1ハロン短縮で楽に行ければ。※「テイエム」竹園氏、馬主暦長いねぇ
ハコダテブショウ
一昨年のカペラSでハナを切った馬。中山ダート1200mは、芝スタートから下りに入るため、必然的に速い流れになるが、前半3ハロンをなんと32秒2で入った。結果、その年はリメイクの強烈な差しが決まる結果となった。当馬の近況は、6戦連続5着以下と不振で、近3戦に関しては逃げられてもいないが、行き脚がつけば激流もありえるか。