駄馬にも乾杯を

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【朝日杯FS】レース展望と【出走予定馬最速チェック】

2024-12-09 16:59:13 | 2才重賞

とりあえず)

【朝日杯FS】レース展望

第76回朝日杯FS(GI、芝1600メートル、2歳)が15日、京都競馬場で行われる。3年前の勝ち馬ドウデュースがのちに日本ダービを勝ち、昨年の優勝馬ジャンタルマンタルはNHKマイルCを勝つなど、来春の3歳GⅠ戦線を占う意味でも見逃せない一戦だ。

アルテヴェローチェ(栗東・須貝尚介厩舎、牡)はサウジアラビアRCで、大外から目の覚めるような伸びをみせて差し切った。近親に桜花賞2着のクルミナルをはじめ、アライバル(スプリングS2着)、セレシオン(新潟記念2着)など重賞で活躍した馬が並ぶ血統も魅力だ。

あ?須貝舎のG1候補生に武豊って?

これ(須貝師にすれば)あり得んやろ?「ち~ん」やな

トータルクラリティ(栗東・池添学厩舎、牡)は新潟2歳Sの優勝馬。直線で抜け出したあと、コートアシリアン(2着)にかわされながら差し返す根性をみせた。能力に体力がついていけず、まだまだ幼い感じはあるが、そのぶん、伸びしろは大きいはず。

パンジャタワー(栗東・橋口慎介厩舎、牡)は2番手から抜け出して新馬戦を勝ったあと、京王杯2歳Sでは中位追走から差し切って2連勝。自在な取り口はレースセンスの高さだろう。スプリンターズSを勝ったタワーオブロンドンの産駒だけに、200メートルの延長が鍵になりそうだ。

ニタモノドウシ(美浦・高木登厩舎、牡)は豪快な追い込みを決めて新馬勝ちしたあと、前走のクローバー賞も楽々と抜け出し、レコードタイムで2連勝。ともに上がり3ハロンは最速で、瞬発力は相当なものがある。100メートルの距離延長もプラスに出そうだ。

タイセイカレント(栗東・矢作芳人厩舎、牡)は逃げ切った新馬戦から一転、サウジアラビアRCでは最後方から追い込んで2着と自在性があるところをみせた。スタートがもうひとつなのが現状の課題だろう。

3馬身差をつけて黄菊賞を勝ったミュージアムマイル(栗東・高柳大輔厩舎、牡)も有力馬の一頭だ。今回が4戦目になるが、500キロ前後の大きな馬だけに、まだまだ上積みがありそうだ。

アルレッキーノ(美浦・国枝栄厩舎、牡)は1番人気のサウジアラビアRCで5着に敗れたが、2走前は7馬身差の圧勝を飾っている。オークス馬チェルヴィニアの半弟という良血馬でもあり、巻き返しがあっていい。


【朝日杯FS2024】出走予定馬最速チェック

アドマイヤズーム
京都芝1600mの新馬戦4着は、秋京都開催の初日。半マイル47秒4のやや緩いペースを、2枠3番から逃げ馬の後ろへ。直線は逃げ馬と外番手の馬をかわせず、外からも差されたが、接触もあった。前走、同じコースを連勝した未勝利戦は、連続開催12日目。緩みないペースを番手につけ3馬身ちぎった。1分33秒9で走り、持ち時計を短縮。

アルテヴェローチェ
サウジアラビアRC勝ち馬。稍重発表のなか、半マイル45秒7は重賞昇格後最も速いペース。道中は7頭立ての5番手、展開が向いたかたちも、勝ち時計1分33秒0とこれも速い。前半突っ込んだ分、後半4ハロン47秒3と遅く、速い脚比べでどうだろうか。鞍上の佐々木騎手は「スーパーホース」と大絶賛。人馬ともにG1初制覇なるか。→佐々木が乗るんか?

アルレッキーノ
東京芝1800mの新馬戦はハナを切り2着も、勝ち馬は東スポ杯2歳Sを勝つクロワデュノール。新馬戦最速の勝ち時計1分46秒7から0秒4遅れをとった。次の未勝利戦も逃げ、7馬身差の圧勝。勝ち時計1分33秒3と速く、上がりも最速で33秒7。前走サウジアラビアRCは初めて控えるかたちで5着まで。折り合いは利いていた。→こういう馬名にるめ‥‥「無双」なんじゃ?w

エイシンワンド
中京芝1200mの新馬戦を勝ち、中京開催の小倉2歳Sを連勝。前後半3ハロンを見ると、新馬戦は良馬場で35秒5-33秒7、小倉2歳Sは重馬場で34秒5-34秒5。どちらも道中2,3番手で、馬場やペースが変わっても、苦にせず粘り込んだ。1ハロン延長した、前走京王杯2歳Sは2番人気8着。雰囲気のわりに伸びなかった

ドラゴンブースト
デイリー杯2歳S2着馬。7頭立ての少頭数らしく、半マイル48秒6のスロー。これを番手で運び、展開は向いたが、勝ち馬にかわされた。勝ち時計1分34秒7は、過去のデイリー杯2歳Sとの比較で遅くない。ただ、翌日の2歳未勝利で前述のアドマイヤズームは、1分33秒9で走っている。G2・2着の額面ほど価値はないか。

タイセイカレント
中京マイルの新馬戦は、ハナを切り2馬身差の快勝。この組は2~4着馬が勝ち上がっている。前走サウジアラビアRCは4番人気2着。1頭だけわかりやすく出遅れて最後方も、少頭数ながら緩みないペースになり、かえってよかった。直線は外を通さず、内を選択すると、前の馬の間を抜けてきた。スタートと瞬発力勝負が課題になりそう。

トータルクラリティ
京都芝1600mの新馬戦は、半マイル49秒8のスローも、ラスト3ハロン11秒8-11秒4-10秒9と強調できるラップを踏んだ。前走新潟2歳Sは6番人気1着。半マイル47秒7と緩かったが、直線勝負にならず、残り4ハロンからラップが上がる。好位から抜け出すと、内にササって一度差されるも差し返した。しぶとく脚を使える。

ニタモノドウシ
福島芝1200mの新馬戦は出遅れ。11頭立て後方2頭目から、8番手外へ位置を上げる。勝負所も外を回り、直線も外へ。レースの上がり34秒8に対し、自身は最速の33秒6。伸び脚は際立った。前走のクローバー賞は、新馬戦ハイレベルのミリオンローズを下して連勝。少しかかったが、上がり最速で差し切り。相手強化でも楽しみ。

パンジャタワー
京王杯2歳S勝ち馬。8番人気の低評価も、稍重の勝ち時計1分21秒2は速い。前後半3ハロン34秒9-34秒9の流れを、道中は中団で脚を溜め、直線は外へ。上がり3ハロン最速33秒8でクビ差とらえた。2着馬マイネルチケットは、サウジアラビアRC3着馬。対戦比較上も強調でき、折り合いも利いていた。マイルでももちそう。

ミュージアムマイル
出遅れた新馬戦こそ3着も、未勝利戦は京都芝1800mを1分46秒8の好時計で快勝した。前走の黄菊賞は京都芝2000m。1000m61秒7のスローを、8頭立て馬群外6番手で折り合い、勝負所で外から位置を上げた。上がり最速33秒7は2位に0秒9差で、3馬身差の圧勝。新馬戦以来のマイルに戻り、今度はスタートを決めたい


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