陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

年あらため、日つづり、月したため(前)

2013-01-29 | 仕事・雇用・会社・労働衛生


年の終わり、はじまりともなりますと楽しみなのが、カレンダーの新調です。
昨年も記事にしましたが(「年あらため、日めくり、月めくり」)、真新しいカレンダーを手にしたときの高揚感といいましたら、白雪に足跡をつけて回る子どものようなはしゃぎようなのです。いいことも、悪いことも、まだわからない年明けの期待感がまっさらな空白に向けられているわけです。

毎年、俵万智さんの歌がはいった瀟酒なカレンダーをある団体から私個人あてに戴くのですが、それとは別に我が家にはメインバンクや保険会社などからも広告用のカレンダーが配布されます。こうしたカレンダーは吊りかけタイプが主流で、家族共通のもの。そして、家庭用としては市販されている卓上タイプのカレンダーを個々人で使用しています。今年は四種類の付箋が台紙についている、変わったタイプを購入しました。田舎なものですから、大安吉日などゲンかつぎにも敏感になったりします。最近は自作で写真を組み込んでカレンダーにできるらしく、ペットやお子さんの写真でオリジナルカレンダーを楽しまれる方も多いようですね。

さて、新調すべきものとして特筆すべきは手帳。
編集企画の仕事をしていて締切に追われていたときは十五分刻みの手帳を持ち歩いていたのですが、ここ数年、さっぱり使用しておりませんでした。それが、昨年から事情があって、自分のスケジュール管理に厳しくあらねばいけないと思い、携帯するようにしております。

私が愛用しているのは、ポケットに入るタイプで学生手帳のようなカバーが黒っぽく地味なものです。デザイン性の高いものを選んだりするときれいに記入せねばならないような気がして苦痛になることがあったので、あえて簡素なつくりのものにしています。十五分刻みのヴァーティカルタイプは、暇なときは隙き間が多すぎて空白感が気になったり、字が過密になると読みづらくなってしまいます。さほど高価なものでもありません。

この手帳の特徴的なのは、日程欄に日数のナンバリングはあるものの、月数と曜日の箇所が空白になっているところ。すなわち、何年何月からでもはじめられる手帳なのです。購入した年末に、月名と曜日を自分で記入していくのはめんどうなのですが、自分なりにカテゴライズできるという意味では気に入っています。また、この月割りの日程欄はなぜか12ヶ月プラスアルファの頁がありまして、日数の数字を箇条書きのメモ欄として流用できたりもします。この手帳の記入枠はかなり狭いので、面談した相手や出向いた先、手続きに要した費用などを簡潔にしるすにとどめ、その日の詳細なスケジュールについては、別冊のノートに毎日まとめるようにしています。そうすると、一日の出来事をふりかえるとともに、なにが課題なのか、つぎにやるべきことはなにかが、明瞭になってきます。また重要な取引や手続きで話し合ったことの内容や相手などを記録しておくのにも役立っています。変更前後の事項をくらべることもできますし。情報を調べて研究したことなども附記しておいたりします。フリーページには、本を読んだり、見聞きして印象に残ったことなどを書き残しています。


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夢を叶えるために。日常の時間のつかい方を見直すために。ちょっとしたことでも記録しておくと、生活に張り合いがでます。





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