高校時代に自分だけの学習スペースを与えられた私は、寒さに耐えかねて、個人用の足もと温めヒーターを買ってもらったことがあります。
そのヒーターは蒸気を出すタイプで、けっこう重宝しており、その後県外の大学進学そして社会人ライフでも10年ぐらい使い倒しました。厳しい冬をのりきるためのお守りみたいなものでした、いわば。
暖気は天井へ逃げてしまう。
だから、部屋の暖房は据え置きの電気ストーブがよいのだ。
そんな家の常識をあらためたのは、真実を知ったから。実は部分温めをする電気マットや電気ストーブよりも、部屋全体を温めるエアコンのほうが電気代がお得!
現住まいには夏用のクーラーとしてエアコンはあるものの、なぜか冬は活用していませんでした。
据え置きの電気ストーブはとにかく倒れると危ない。座布団や衣服などにもたれるとすぐ着火します。化繊などの燃えやすい素材だと、離れていても溶け出します。ほんとうに怖い。あと、足場が狭くなりがち。古い電気ストーブだと消費電力が多いので電気代もかさみますね。
電気ストーブのオンオフを繰り返すよりも、起床時から就寝前までずっとエアコンつけっぱなしのほうが可動域が増えてとても便利。
エアコンの効き目がよくなったのは、2年ほど前からはじめた断熱ぷちぷちカーテンのおかげ。
ホームセンターで1000円ほどで購入したもので。夏場にうっかりつけたままにしたら、風でやぶれたりしたので、今年は一部を補修しました。
今年からはサッシの隙間に古いタオルを詰めたり、梱包材を二重張りにしたり。とくに便利なのが、建設現場でみかける養生テープ! 見た目も鮮やかだし、ガムテープよりも切り取りやすくはがしやすい。養生なんて名前がついているので、特別な薬剤がついた、素人が扱いづらいテープだろうと思っていましたが、すごく便利。百均でも売っていますよね。
昨年カーテンを新調した部屋は、裾が汚れるのが嫌でやや短めの丈にしたため、冷気が下から入り込んできます。
これも発泡スチロール製の屏風みたいなもの(ホームセンターなどで2000円ほどで売られています)をあてて、窓際に家具を寄せたり、古い座布団やシーツなどで隙間を埋めたり。この対策、お客様を呼ぶ部屋にはとうてい無理ですね(笑)。
このぷちぷちカーテンの難点は、窓が開けづらくなること。
換気が悪いので、部屋にあまりこもりきりにならないほうがよさそうですね。
平安貴族の屋敷には、一段高い畳がありましたけども、あれも理にかなっていたんですね。
空き家にあった進物もののマットやシーツ類、バスタオルなども床に敷きつめて。その下には百均のアルミシートなども敷いて。あまった布団や毛布があったらそれも活用して。パソコンデスクのソファの下も高くしています。
通電できなくなった電気毛布も、コンセントを抜いて、敷くだけなら使えますね。
私は掛け布団は毛布を二枚三枚で軽くして、敷布団を二枚、三枚かさねて高くしています。毛布はずれないように、あらかじめ安全ピンでとめておくとよいでしょう。進物品でキングサイズの大きな毛布があったので、とても助かっています。毛布を発明した人は偉大です!
室内でも厚着をするのがいいのですが、タートルネックのセーターは着脱が不便ですよね。私は首にタオルを巻いています。襟が汚れないし、マフラーほどかさばらないし、毛で皮膚がチクチクしません。家庭菜園をはじめたせいで、夏場からなんとなく首にタオルを巻く習慣がついた流れですが、冬でも手離せなくなりました。
冬場は部屋のカーテンを全開にして、光を採り入れ部屋を温めておくことも有効です。逆に夏は昼間は部屋を閉め切っておいた方が室内温度は低くなりそう。
なお、いちばんいい防寒対策は。
冬でも外でからだを動かして耐寒性をつけることです。デスクワークって下半身がかなり冷えますよね。血流をよくするために1時間に1回は立ち上がったほうがよさそうです。作業に集中しすぐてはいけない。寝転がりながらスマホもNG!
風が強い日でも日暮れどきまで畑作業をしたせいか、この12月になっても、自室ではまだ電気ストーブのお世話になっていません。
あと、カイロもまだ使っていないんですよね。寒がり過ぎの私にしては珍しく。今年のお正月あたりは体調最悪で布団から出られなかった自分が嘘のように、動けています。これも翠のお世話のおかげですね。
地球の温暖化もあって、冬も暖かめの日が多く、冬も栽培ができそうです。
畑の保温ばかりが気がかりで、自分の部屋の防寒対策は後まわしにしてしまいました(笑)。
(2024.12.13)