今日は、業界紙である交通新聞の近畿版紙面に「記者の問いに業界団体の役員が回答」した形で掲載されたものですが、団体未加入者が非難されていた（私も団体未加入です）ので、紙面全文を黒字で、私の意見を赤字にてこのブログで表記させて頂きます。
興味ない方はスルーしてくださいねー
個人タクシーは特措法下で新規許可が凍結さそれ、事業者数が目減りし続けています。高齢化や質の低下も指摘されていますが個人タクシー制度の将来は。
「事業者団体（協会）が品質の保持に貢献してもらっていることは間違いないのだが、近年、団体に所属しない未加入の無所属事業者が増えていることは間違いだと思っている。①本来、優秀適格なな資格審査を受けた事業者・運転者であり、自己管理が出来る性善説に立つのだが、そこから外れる低質な事業者も出て来る。②通例、事業者が申請書類を作成する際は協会で指導を受け提出する③のだが、そういった低質な未加入事業者が申請の仕方も知らずに運輸支局の窓口に来ると、職員から丁寧なアドバイスを受けるという奇妙なケース④も出ている。協会の会費⑤をケチって非加入事業者となって、運輸局の職員に時間をかけて説明⑥してもらう。それで生じた残業代は国民の皆さんが負担する。⑦これはおかしなこと。全個協近畿支部の統制下で、非加入事業者による品質の劣化をどう防いでいくか⑧が最大の議題だと思う」
①《品質の保持ではなく優良事業者の保持と言って欲しい所だが、本質は一個人に国から営業許可されたタクシー事業で、業務上面倒な事を代理で作業・申請をしてもらうために事業者が集まって作ったのが団体で、ピラミッド状に全国～地域レベルに至るまで構成されそれぞれに会費が発生しているのです》
②《ここで言う低質な（自己管理できない）事業者と言っている真意は協会費や組合費の未納者の事だと思います》
③《東京では協会が自動作成しているので本人はどのような書式・内容なのか解っていないのが現状で、申請書の控えを団体が保存していたり処分している所もあります》
④《現在では公的受付で丁寧な対応は常識となっていますよね》
⑤《東京で言うと、全個協・関東支部・東京都協会・所属組合・所属支部など合わせて年間数十万円となります》
⑥《殆どの申請書は様式があり、聞きに行けば運輸支局で手渡されて記入方法を簡単に説明されるので、実際、時間は殆どかからないという事を知らない発言ですね。因みに
対応もして頂けます》⑦《⑥で説明した通りなので、このことで残業が発生する事実があるというなら就業時間間際に行く人が多いということなのか
》⑧《この方が言っている低質な事業者を作っているのは団体なので強制脱退や除名をする前に本当の意味での事業者を育ててください》
私へも営業中に団体所属の人が無所属としてやっていくにはどうすればいいのか聞いて来る人が居ますが、所属組合の不備で保存書類の不明や認識の甘さから早期処分されている人が多いのが事実です
お教えしても個人の判断で捨ててしまう方も大勢いますが、申請や届け出にはそれぞれ人によって時期が違う物もあるから注意が必要なんですが・・・昨年暮れからの個人タクシーによる「線路転落・当て逃げ後の乗客死亡自爆・死亡ひき逃げ等の重大事故」はすべて団体所属の事業者であって無所属の者はゼロという事実を重く受け止めて欲しいものです
こぼれ話
初めてタクシー事業を個人にも開放されたときに時の運輸大臣を認可された最初の個人タクシーで国会へ送り届けた車両のナンバープレートが「い１」だったことから「いの一番」という言葉が生まれたそうです
