徒然なるままに

同業車に憤慨

金曜の営業で、戻りのとある高速パーキングでのこと

私がパーキングに入るとき、前車は規制緩和されたとき営業区域拡大で東京に入って来たMKさんのエスティマでした。

私たちを含め停まっている車両は数台で閑散としています

私の沙我なんでしょうが、つい話しかけてしまいます

私=MKさん、エスティマは4人乗りなんですか?

MK=3列目を取り外しただけの5人乗りです

私=標準仕様とキャプテンシートしかないんだと思ってましたよ

MK=基本、1ボックスは荷物を積むための車なんですよ

私=でも指定予約が多いので忙しいのでは?

MK=昼間はそうでもないんですよ。

私=でも、1日の航続距離(注1)は越えないようにしてるんでしょ

MK=それが大変で、昼間大して走って無くても夜に伸びてしまうからオドメーターを見て考えながら走らないといけないんです 千葉方面ならいいんですが、横浜方面は距離が控除(注2)できないので売上が上がらないんですよ

私=流し営業やらない形態で無線室が配車するから悪いんでしょ

MK=無線室はそこまで管理できないから乗務員の責任となり罰則が厳しいんですよ

私=勤務時間も五月蝿いの?

MK=法定時間(注3)よりも短く設定されていて、これも超過すると罰則があるんですよ

私=限りなくリースに近い経営(会社⇔乗務員)で、他社では類を見ない程の低い歩率がスタートラインだから(月間売上が高くなるほど歩率も上がる)そこそこ売上がないと大変だよねー

MK=完全なリースですよ でも、その分仕事貰っているからしょうがないんですが・・・

私=法律でリース経営は禁止されているからそれを言っちゃ身も蓋もないでしょ

私=下限割れ運賃(注4)を適用しているせいもあって運輸局からの目が厳しいのを承知で経営する方針でしわ寄せが乗務員に来ているんだねー

そんな会話をしていたら、とある団体の個人タクシーが身障者用の停車場所に平然と入って来ました



最近この団体所属の東京の車両は非常識な事故を連発していて個人タクシーだからと同列に見られ憤慨しているのですが、ここでもモラルの欠けらも見られません

最初に書いたように閑散としているパーキングで停める所はいっぱい空いているんですよ

私=こんなモラルの無い個人が居るからダメなんだ

MK=本当にこんな奴が居るからいつまでも「うんちゃん」と言われるんだ

意気投合したところで2人とも仕事に戻りました

注1=旅客自動車運送事業運輸規則第22条第1項及び第2項の規定による指定地域及び乗務距離の最高限度の定めにより関東運輸局長が公示した東京エリアの最高限度は365kmとなっています

注2=注1の条項の同公示内に首都高速㈱を除く高速自動車国道及び自動車専用道路をりようした場合には、その距離を控除することとなっています

注3=労働基準法により定められている労働者は1日8時間、1週間40時間を超えて労働させてはならない。 タクシー業界は特殊で2日分を繋いで1日16時間+残業4時間=1乗務20時間が限度となっています(個人タクシーは事業主なので雇用関係が発生せず除外となります)

注4=国土交通省が自動認可枠を地域ごとに設定していてその枠内であればどの料金を設定してもよいのだが、MKさんなど下限割れ運賃を設定しているところは毎月の事業報告書その他資料の提出が義務付けらる他、業務監査が時折あり不備があると車両停止などの処分が発生します



MKさんに「今でも国民健康保険なのか」聞き忘れたので次回どこかで遭遇したら聞いてみます
社員扱いなら社会保険と厚生年金の加入が会社に義務付けられていますからね
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