観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

久世駅 姫新線

2011-12-05 05:34:37 | JR西日本 播但線・姫新線

久世駅は兵庫県の姫路と岡山県北西部の新見を繋ぐ姫新線。地方ローカル線としては非常に長い160キロに及ぶ距離を結びます。大正12年に遡る歴史を持つこの線区には開業時から使い続けられている鉄道施設が数多く残されています。久世駅も大正期に建てられた駅舎が現役施設として使われています。


久世駅の所在地は、岡山県真庭市久世にあります、所属路線は、前述のとおり西日本旅客鉄道(JR西日本)姫新線です。

駅は相対式ホーム2面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅。古くからの駅舎が残っており、ホーム側に駅舎と一体化した木造のベンチがあります。駅舎は新見方面行きホーム側にあり、ホーム間は跨線橋で繋がっています。姫新線の基となった作備線が開通した翌年、美作追分から久世まで延伸された時に設置された駅舎です。木造駅舎の多い岡山のローカル線区ですが、この様な木造モルタル造の素朴な駅舎も数多く残っています。


駅は津山駅が管理し、エスアールティー(中鉄バスの関連会社)が窓口業務を受託する簡易委託駅であり、日中の一部時間帯のみPOS端末による発券が行われています。

久世駅プラットホーム ホーム 1 ■姫新線 下り 中国勝山・新見方面  2 ■姫新線 上り 津山方面
このホームから、かつては近辺の山々から切り出した材木がこの駅から積み出されていきました。
駅舎のホーム側は木造漆喰壁で仕上げられています。

このタイプの駅舎は、ひなびた木造駅舎に比べると注目されにくいのですが、この時代の地方駅舎に数多く採用された様式として建築史的には価値の高いとのこと、ただローカル線の駅舎も老朽化に伴って徐々に建替えられ消えていってます。

 

1924年(大正13年)5月1日 - 作備線(当時)が美作追分駅から延伸した際に、その終着として開業。
1925年(大正14年)3月15日 - 作備線が当駅から中国勝山駅まで延伸。途中駅となる。
1929年(昭和4年)4月14日 - 作備西線開業に伴い、作備線が作備東線に改称され、当駅もその所属となる。
1930年(昭和5年)12月11日 - 当駅を含む津山駅 - 新見駅間の全通に伴い、作備東線が作備線の一部となり、当駅もその所属となる。
1936年(昭和11年)10月10日 - 作備線が姫新線の一部となり、当駅もその所属となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
 
電報略号 クセ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 178人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1924年(大正13年)5月1日
備考 簡易委託駅
POS端末設置


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