一般公開に行ってきました。20年近い老艦なのか余り見学者はいなかったのですが自衛官による説明やサービスが絶妙で非常に楽しませて頂きました。「くろべ」は、「あづま(H11年除籍)」に次ぐ海上自衛隊2隻目の訓練支援艦です。海上自衛隊の訓練支援艦です。艦名は黒部川に由来し同型艦はありません。対空射撃訓練支援用の艦で、無人標的を射出・誘導することを主目的としています。経空脅威および防空兵器の高性能化、先代の「あずま」の旧式化に伴い、それを補完するものとして建造されました。 海上自衛隊で始めて女性幹部が乗り込んだ艦艇としても知られています。
平甲板型の艦型であり、前甲板には76mm単装1基を装備。標的機はBMQ-34AJファイアービー、MQM-74チャカIIIをそれぞれ4基ずつ、計8基搭載しています。これらの標的機は後部甲板より発射され、艦上構造物トップの4面フェーズドアレイレーダーにより最大4機の同時誘導が可能です。射撃結果評定用レーダーも別途搭載しています。また、後部標的機発射甲板は、ヘリコプターの発着艦も可能で給油設備も備えています。
昭和61年度計画訓練支援艦4202号艦として、日本鋼管鶴見造船所で建造され、1987年7月31日起工、1988年5月23日進水、1989年3月23日に就役の後に護衛艦隊直轄艦とされました。
基準排水量:2200t/満載排水量2550t
●主要寸法:全長101.0m×幅16.5m×深さ8.5m×喫水4.0m
●エンジン:ディーゼル4基2軸 出力:9100PS
●速力:約20kt
●船型:長船首楼型
●乗員:約155名
●主要装備:76mm62口径単装速射砲×1 対空射撃訓練支援装置一式 ミサイル評価装置一式基
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