観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

広島丸 広島商船高等専門学校 練習船

2010-11-26 10:47:09 | 乗り物(鉄道:船:飛行機:バスなどなど)

 広島丸は、広島商船高等専門学校の練習船として学生の航海実習・実験実習や船舶運航技術に関する実験・調査及び研究に供するとともに海事思想普及等のための公開講座等の用に供する船です。また、学生が安全に十分な実習が行え、女子職員の就業も可能な船です。  

広島丸は、学生の航海実習を主目的に建造された練習船で、1997年1月広島県呉市にある石川島播磨重工業株式会社呉第一工場で建造されました。広島丸は、以下の項目を基本として設計された。国際海事機関(IMO)による、海上人命安全条約(SOLAS条約)、海洋汚染防止条約(MARPOL条約)、GMDSS (海上における遭難及び安全の世界的な制度)などの将来適用される法律を勘案したものであること。 練習船としての堪航性を向上させるために船体強度、復原力、トリム、防音、防振、防熱等について十分考慮して良好なる推進性能、操縦性能、操縦性及び居住性能を有すること。 施設設備等については、使用する者が、安全且つ十分なスペースを持って実習研究・調査を行える構造・配置であること。 機械・機器・設備それぞれの持つ機能は船舶の運航のみならず教育実習が出来るような構造・設備であるよう配慮すること。機関制御室を機関室に隣接させることにより機関の運転を可視範囲にて操作・制御・監視が行えるものとする。 機関室において高温の機器類との接触などの危険性を十分に、配慮した機器の配置とすること。居住設備は上甲板に設け、慣海性、自然採光、衛生面への配慮を十分に行ったものであること。また、居室,通路は人がくつろげる空間を考えたものとし、女性にも対応できる設備構造とする。(人に優しい船)。研究・調査及び文化の発展のための国際交流にも、使用できる船とするため、MO(機関区域無人化)船,国際航海従事船の資格が取得できる設備構造とする。教室を船体中央部に位置させた。教室が船首部にある場合に比べて、船酔いよる(ピッチングのため)実習効果の低減を防ぐことが出来る。シヤ-が殆ど無い部分であり、床が坂にならず平面的に使用できるので歩きやすい。船橋の視界、余裕空間の確保。航海灯の制御盤を天井に配置し、火災警報装置を海図台の下に取り付ける等、利用可能なスペ-スは、最大限に使用することにより船橋に壁を作らず船橋内のどの位置からも360度の視界を確保した。併せて、航海計器の指示部を天井から吊り下げ、使用頻度の少ない観測機器などは接続端子や電源を用意し通常は別の場所に保管する等によって室内空間に余裕を持たせることを考えた。通路,窓,木甲板(居住性の向上:人に優しい船)船首尾間の交通の利便性を考慮し、上甲板にアウトパッセージを設けた。 アウトパッセージは、木甲板として端艇甲板と共に学生がタンツー等で手入れすることにより船に対する意識を深めることの一助となっている。窓は全て角窓を採用。海水流電気推進装置は主機の故障や洋上メンテナンス時の非常航走装置としてまた、
主機の振動騒音などが調査実験に影響する場合の航走システムとして、電気推進に関する実験研究を行えるものとした。入角が許す限り大きいものを取り付ける事にした。自然光が各部屋に十分取り入れられ、室内が明るく気分的にも広く感じることができる。


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