WEリーグ第6節、セレッソ大阪ヤンマーレディースはホームで広島に逆転負け、と痛い結果に終わりました。
試合を現地で観戦しましたが、昨シーズン4戦4敗の広島に対して、70分過ぎまでは勝てると思える試合展開でした。広島対策がハマっていて、PKを与えて同点になったこと以外はセレッソが優位に試合を進めていました。しかし、明暗を分けたのは選手層でした。広島は交代カードを5枚切って、選手のポジションを変更していったのに対し、セレッソは交代カードをたくさん余らせざるを得ないくらい層が薄いということでした。疲れ果てて、脚がつっている選手、動きが鈍くなっている選手がいるのに交代カードを切れないということが選手層が薄いということを物語っています。昨シーズン選手層が薄いことを露呈していたのにも関わらず、補強を一切しなかった(その資金がなかったのかもしれません)フロントの責任だと言えます。
采配面ではリードされてから3-4-3にシステムを変更しましたが、これもすべて裏目で2点追加されました。追いつきたい気持ちはわかりますが、リーグ戦は得失点差が順位に影響を与えるため、大量失点を避ける必要があります。鳥居塚監督のコメントでも反省の弁を述べておられますので次節以降は改善されるかと思います。
セレッソ大阪ヤンマーレディースは昨シーズンよりは強くなりましたが、それは先発同士の時間帯まででした。急に選手層は厚くなりませんので、リードを奪う時間帯を増やすことにより消耗を避けることしかないのかなと、残念ですがそうせざるを得ないようです。
「セレッソの育成組織出身者と学芸の女子サッカー部出身者でチームを構成する。ただ、キーパーについては外国人を入れるかもしれない」ということでした。
学芸の出身者としては、中西ふうの例が既にありますが。
他チームにいるセレッソ育ち(北村・松原妹あたり)、海外移籍中のメンバーも候補になりますが、どうかな?
他チームやトップでは当たり前の一般的な補強はないと思います。