最近、中国に進出している日系企業で、連鎖的にストや労使
紛争が多発している。
先日、イギリスの日刊紙、ファイナンシャルタイムズは、こうした
事態の原因として、現地採用職員に昇進の道を閉ざしている
日系企業の閉鎖的経営に問題があると指摘したとのこと。
もっともな見方である。
しかし、日本人の韓国「ヲタク」としては、今回のスト問題の
背景に、単なる昇進に関わる経営方式の問題よりも、さらに
根深い文化的対立の問題があるように思えてならない。
その対立を具体的に言えば、集団主義的な価値観を持つ日本的
組織と個人主義の強い中国人集団との衝突だ。
「ヲタク」が見るに、もともと、個人の独立や平等に関する意識が
希薄な日本的組織の中では、組織やシステムの都合ばかりが
優先され、個人は全体の中に埋没しがちである。
つまり、個々の人間は、個人の都合を消すことはもちろん、個人の
気持ちや意見も殺しながら、組織の決定や上役の指導に素直に
従い、「ロボット」のように忍耐強く働き続けることが求められる。
少々、短絡的に過ぎるかもしれないが、そういう日本的な集団
主義の中で、中国人だけを特別に個人として尊重するような
発想やシステムが生まれるはずもない。
一般的な日本人のように個人の都合や気持ち、考えをトータルに
抑えることに慣れていない個人主義的な中国人集団と日本的
組織との間で、賃金や労働時間、休暇・休憩の取り方などをめぐり、
様々な軋轢(あつれき)が生じるのは、むしろ当然のことだろう。
ここでは、「ヲタク」にそういうことを考えさせてくれた韓国経済
新聞の関連記事から、一部のみ翻訳練習させてもらった。
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■일본계 공장이 中파업 주무대
…도마에 오른 '일본식 폐쇄경영'
中国、日本企業の工場でスト多発
・・・問題視される日本企業の閉鎖的経営
(韓国経済新聞 7月22日)
-略-
지난 5월 이후 연쇄적으로 발생하고 있는 중국 노동자들의
파업이 유독 일본계 기업들에 집중되고 있는 것은 일본의
폐쇄적인 경영 방식과 관련이 있다는 지적이다.
今年の5月以降、中国の多数の工場で連鎖的に発生している
ストが、日本企業にばかり集中しているのは、日本企業の
閉鎖的な経営方式と無関係ではないとの指摘がなされている。
파이낸셜타임스는 "대부분의 일본 기업은 중국인을 관리인
으로 승진시키는 것을 꺼린다"며 소극적인 현지화 전략이
잦은 파업의 원인이 되고 있다고 분석했다.
イギリスの日刊紙、ファイナンシャルタイムズは、「ほとんどの日本
企業は、中国人を管理職に登用しようとしない」として、現地に
溶け込もうとしない日本企業の閉鎖的な姿勢が、スト多発の原因に
なっていると分析した。
연쇄 파업에 처음으로 불을 댕긴 광둥난하이혼다자동차부품
공장의 경우 임원을 제외한 공장 관리자 직급은 반장 계장
부과장 과장 부부장 부장 등 6개로 나뉘어 있지만 중국인의
최고 직급은 부과장이었다.
連鎖ストの発火点となった南海ホンダ自動車部品工場
(広東省)の場合、役員を除く工場管理者の職級を、下から班長、
係長、課長補佐、課長、部長補佐、部長の6つに分けているが、
中国人労働者の最高職級は課長補佐だった。
한 중국 노동전문가는 "일본 기업은 엄격한 계급의식을
갖고 부하직원을 지도하려 해 반발을 사고 있다"고 전했다.
中国のある労働問題専門家は、「日本企業の職員らは、階級的に
厳格な上下意識を持って、部下の中国人を指導しようとし、反発を
買っている」と述べた。
-以下省略-
△「オマエ、この前、ふてぶてしい態度で
上役にタテついてたな・・・」
「なんてタチの悪いワガママ職員なんだヨッ!」
△「ヲタクさんッ!そんなことより、ウルウルした
目で私以外の女性を見つめるのはやめてくださいッ!」
「え?この歌の曲名は・・・、たしか、
『中年男なんだもん』でしょ?」
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)