■강남구 개포동 구룡마을 개발 계획, 이달 중 확정
ソウル市、江南区開浦洞九龍マウル開発計画、今月中に確定
(EBN 9月6日)
・아파트 2692세대 건립, 분양 60% 임대 40%
マンション2692戸建設、分譲60%賃貸40%
・소셜믹스 통해 아파트 내 차별 문제 해소, 산 인근은 저층 개발
「ソーシャルミックス」通じマンション内の差別問題解消、
山手には低層マンション
ー本文省略ー
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発展したソウルの象徴とも言える豊かでオシャレな江南区。しかし、
皮肉にも、その江南区の外れには、韓国最大とも言えるスラム街が
存在している。
△超高層マンション群はサムスン財閥系業者建設(画像は16年5月6日付ヘラルド経済新聞より)
ソウルオリンピックを控えた1980年代に進んだ都心部の大規模開発の影で、
開発から弾き飛ばされ、行き場を失った貧困層の住民が、肩を寄せ合う
ように集まり作った無許可住宅の密集地だ。
その名を九龍マウルという。
江南区の場合、豪勢な高層マンション群の放つ「光」とスラム街を
包み込む「闇」は、実は表裏一体の関係にあったのだ。
△スラム街の家屋の天井は2mにも満たない(画像は16年5月6日付ヘラルド経済新聞より)
その九龍マウルで、この9月、ようやくソウル市による公社主体の
開発計画が具体的に動き始めようとしている。
開発方法をめぐる市(民間主体)と区(公社主体、住民の居住継続
重視)の対立に加え、開発利益を狙う地主や住民の思惑、ここ以外
どこにも行き場のない貧しい高齢者の存在など、様々に複雑な阻害要因が
あったことは理解できるにしろ、この間の行政当局の動きの鈍さは、
怠慢の誹(そし)りをまぬかれない。
とは言え、今回、江南区の主張を受け入れ、公社主体の開発事業へと
方針を転換したソウル市の決断は、画期的な英断だった。
△マウルの教会(2016年撮影Daum地図ストリートビューより)
今、このマウルに必要なのは、神の愛ではなく、行政の決意と実行力だ。
△マウルの教会(2016年撮影Daum地図ストリートビューより)
今度こそ、再度、弱者を弾き飛ばす開発ではなく、弱者を包み込み弱者が
安心して暮らせる街作りを、この九龍マウルで実現してほしいものだ。
余計なお世話なのだろうが、「ヲタク」自身、その実現を心から祈っている。
(終わり)