福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と日本式漢字

2021年03月31日 |  〇語彙と表現
위선자들  「偽善者たち」 〇〇〇--
(1387)



2015年に公開されたインディーズ系の社会風刺コメディ。

女性に対するセクハラや性暴力を効果的に防止できない
国家を相手に裁判を起こした女性の行動について討論する
TV番組が、異例の高視聴率を記録する。


△議論が極端に白熱する「ブラック討論」<映画より>

この映画は、国家を提訴した女性の被害の実態や討論の
成り行きをドキュメンタリー風に見せてくれる。


△保守派論客の「弁護士」<映画より>

なかなか見ごたえのある映画だった。

ところで、この映画の題名にも使われている「위선자
(偽善者)」を始め、「토론(討論)」、そして
討論を司会した「사회자(司会者)」、それに討論を
繰り広げた「문화평론가(文化評論家)」や「배우
(俳優)」、「변호사(弁護士)」、「작가(作家)」。

あらためて言うまでもなく、こうした用語の全てが
漢字語であり、しかも、過去、朝鮮半島に持ち込まれた
日本式の漢字使用法をそのまま踏襲したものである。

韓国映画を見ながら、久しぶりに韓国語と日本語の
因縁の深さについて、思いを巡らせてみた「ヲタク」
であった。




(終わり)

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