当ブログでも既に紹介済みだが、NAVER地図やDaum地図にも、
Googleマップで言う、ストリートビュー機能がある。
△NAVER地図のストリートビュー
両サービスとも、撮影車1台が通れる公道さえあれば、どんな街にでも
果敢に入り込み、韓国全土のほぼ全ての街並みを画像に収めている。
△Daum地図のストリートビュー
通行人の顔や機密を要する施設、あるいは「青少年通行禁止区域」
(日本の旧赤線地帯のような通り)など、配慮が必要な部分には
ボカシが入ってはいるが、ソウルの一部に残る大規模なスラム街の
陰惨な情景なども例外なく撮影されており、ユーザーは、その
ありのままをモニター画面上で見ることができる。
そういうストリートビュー機能を使い、韓国のいろいろな街を
バーチャルドライブするのも、「ヲタク」の一つの趣味だ。
かなり陰気な趣味だが、性分(しょうぶん)なのでしかたない。
そして、ここ1、2週間、「ヲタク」が、毎日のように「ドライブ」
した街が、プサンの中華街と甘川港周辺だった。
目的は、ロシア人相手の商売をしている各種店舗の観察だった。
ここでは、あやしげな店の紹介は割愛しながら、観察の成果の一部を
記録しておく。
参考までに、画像は全てNAVER地図のストリートビューをキャプチャー
したものである。
■プサン中華街より
2016年夏のプサン訪問時、「ヲタク」は、中華街周辺の一般的な
食堂で、二度ほどロシア人とおぼしき人々と出くわした。
一度は、まるで女優のようなスラブ風金髪美女を目にする幸運に
恵まれた。
考えてみれば、中国やロシアは、朝鮮半島とは地続きの国だ。
分断国家の韓国であるとは言え、グローバル化は着実に進展している。
中国やロシアとの人的・物的交流が活発化するのは、むしろ当然の
流れなのかもしれない。
上の画像は、中国旅行とロシア旅行を同時に扱う旅行代理店。
西向きには中国語、南向きにはロシア語という看板の配置が
何とも面白い。
上の画像は、中華街中央の四つ角に面した店。
ロシア語で「サンクト=ピッチルブルク(ペテルブルグ)」と書いて
ある。靴屋さんだ。
おそらく、アメリカ兵が多かった時代には「ENGLAND SHOES」の
店名で靴を売っていたものと思われる。
釜山中華街を訪れる外国人の客層の変化が読み取れる看板である。
上の画像の店は、デボン・ゴールド店。韓国でも人気の、金の指輪や
腕輪、ネックレスなどを販売している店のようだ。
■甘川港周辺より
上の画像の店は、ビリヤード店(左)とスーパー(右)。
ロシア語では商店のことを「магази́н(マガジン)」と言うのが
面白い。
調べてみると、マガジンの語源はアラビア語で、元々の意味は「倉庫」。
英語では、「情報の倉庫」という比喩的な表現から、マガジンが
「雑誌」の意味を持つようになったのだという。
上の画像は、ロシア料理店「グローリア」。
近い将来、プサンの地でボールシ(ボルシチ)でも賞味して
みたいものだ。
上の画像の店は、ロシア語を直訳すれば「スウェーデン料理」。
日本でいう「バイキング料理」、あるいは「ビュッフェ」くらいを
意味するロシア語だ。
なお、この店ではウォッカ(во́дка)やビール(пи́во)、ソジュ=
韓国焼酎(соджу)も提供している。
(終わり)
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