福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

セコマル号とタグボート

2010年08月15日 |  〇日韓旅客船


△停泊中のセコマル号は、船尾が対馬海峡を向いている

2010年夏のプサン訪問は、まず関門海峡での一つの感動体験
から始まった。

北九州市門司港に停泊したセコマル号は、船尾を対馬海峡側に
向けて接岸していた。

ということは、釜山港に向け門司港を出港するセコマル号は、
狭い関門海峡の中でUターンし、船首を対馬海峡側に向ける
必要があるのだ。

「ヲタク」は単純に、セコマル号が文字通りUの字を描くように
自力で向きを変え、船首を対馬海峡側に向けるものとばかり
思っていた。

しかし、実際は違った。


△対岸は本州側の下関市

どこからともなく現れた1隻の小さなタグボートが、セコマル号の
船尾をロープで引き始めたのだ。


△関門大橋の写真右手が北九州市

つまり、小さな1隻のタグボートが、対馬海峡側を向いていた
セコマル号の船尾を引っ張り、反対方向の瀬戸内海側に
向け直したのだ。


△向きを変えたセコマル号から門司港を望む

仕事を成し遂げたタグボートは、別れを惜しむかのように、
しばらくセコマル号と並走していた。


△セコマル号の横を並走するタグボート

そして、セコマル号の大きな汽笛が鳴るや、北九州港に向け帰って
行った。


△背景には関門大橋が見える

小さなタグボートが成し遂げた仕事の一部始終を、セコマル号の
デッキから見ていた「ヲタク」は、静かな感動に包まれた。

海の仕事も実に奥が深い。




(終わり)



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