福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国消防車事情

2009年08月06日 |  ┣南浦洞界隈

2009年夏のプサン訪問で、「ヲタク」はタクシーの車窓から、
非常に印象深い風景を目撃した。

何と、サイレンを鳴らした消防車が、一般車両と同じように
信号待ちをしていたのだ。

「ヲタク」の乗ったタクシーを含め、回りの車も、サイレンを鳴らす
消防車に道を譲る気配など全くなく、ごく普段通りの運転を
していた。

「ヲタク」にとっては、かなりのカルチャーショックであった。

場所は、夜のナンポ(南浦)洞。

周知のように、日本では、救急車やパトカー、消防車など、道路
交通法に定められた
緊急自動車が緊急走行する場合、信号機や
通行帯、最高速度などの規制が適用除外または緩和される。

また、一般車両は緊急自動車の進行を妨げないように運転する
義務を負い、それを怠れば道交法違反(「緊急車妨害等」)となる。

ネットで調べたのだが、実は、韓国の「도로교통법(道路交通法)」
にも、日本の道交法と全く同じような内容の規定がある。

しかし、現状としては、少なくとも韓国の道路の一部には、同国の
道交法の規定とは程遠い実態があるようだ。

タクシーには妻も同乗していたので、この件について二人で
少し話した。

日本で運転免許を取得して間もない妻は、「韓国では運転者への
教育が不徹底なのではないか」と語っていた。

いずれにしろ、日本社会と韓国社会を比較する上で、両国の
緊急自動車の走行環境の違いを調べて見るのもおもしろい
かもしれない。けっこう多くの示唆を与えてくれそうだ。

ところで、その夜、信号待ちをする消防車をカメラに収める
ことは、残念ながらできなかった。

しかし、一般車両に混じって夜の道路を高速疾走する消防車の
後ろ姿だけは、かろうじてカメラに収めることができた。


△高速疾走する消防車(黄色囲み部分)

あの消防車がどこに向かっていたのかは知らない。

何とか無事、任務を全うできたことを祈るのみである。


△夜のソンドで見た救急車

一方、夜のソンド(松島)海水浴場で、救急車も目にしたが、
消防車に比べ圧倒的に車体の小さな救急車が、韓国、
少なくともプサンの道路でスムーズに道を譲ってもらえるとは、
考えにくい。

救急車も、やはり、一般車両をかわしながら高速疾走している
のだろうか。


(終わり)


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