福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ロッテと赤の下着

2009年12月19日 |  〇文化・歴史

韓国メディアの報道によれば、ロッテ百貨店プサン光復店が17日の
オープン初日、67億3000万ウォン(約55億円)を売り上げ、
オープン初日の記録としては韓国百貨店史上最高の売上額を
記録したとのこと。


△ロッテ百貨店プサン光復店
(ファイナンシャルニュース)

この新記録樹立に大きく貢献したのが、売上げ全体のおよそ
4分の1にあたる17億ウォンを売り上げた「赤の下着」だ。


△赤の下着を買い求める客(アジア経済新聞)

そして、多くのプサン庶民が競って「赤の下着」を買い求めた
理由というのが、実に韓国的だ。

何でも、プサン地域には、「百貨店のオープン初日に赤い下着を
買えば幸運が訪れる」という、風説にも似た俗説が存在している
のだという。

これを伝説や迷信と言うには、百貨店の歴史は浅すぎる。

韓国社会では、時として、何の根拠もない風説や俗説が大衆の
心理をつかみ、大きな社会現象を引き起こすことがある。

これまで、折に触れ、当ブログで紹介してきた通りだ。

そしてさらに、特定地域に限定された風説や俗説が、特定地域に
限定された社会現象を引き起こすこともある。

今回、プサンで起きた「赤の下着」現象などは、まさにその一例
だろう。

ここでは、文化日報の関連記事を翻訳練習させてもらった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■“빨간속옷 사면 복이와요”
赤の下着を買えば幸運が訪れる
(文化日報 12月18日)

‘빨간 속옷 사고 복 받으세요~.’
「赤の下着を買って幸運を手にして下さい~」。

17일 오픈한 롯데백화점 부산 광복점에서 빨간 속옷이
불타나게 팔려 화제다. 신규 개점하는 대형 점포에서 빨간
속옷을 사면 행운이 온다는 부산지역의 속설 때문이다.
17日オープンしたロッテ百貨店プサン光復店で、赤の下着が
飛ぶように売れ、話題
を呼んでいる。新規にオープンした大型
店舗で赤の下着を買えば幸運が訪れるというプサン地域の
俗説のため
だ。

18일 관련 업계에 따르면 롯데백화점 광복점은 지난 16일
우수 고객을 대상으로 한 프리 오픈(Pre - Open)날에 빨간
속옷이 3억원어치 팔린 데 이어 17일 오픈 날에는 17억원
어치가 팔려 총 20억원의 매출을 올린 것으로 나타났다.
속옷 매장을 방문한 고객 중 90% 이상이 빨간 속옷을 구매
했으며 한꺼번에 40장을 구매한 고객도 있었다. 지난 3월
개점한 신세계 센텀시티점도 개장 첫날 빨간 속옷의 매출이
8억2000만원이었다.
18日、関連業界によれば、ロッテ百貨店光復店は、特別会員を
対象にした16日のプレ・オープン・セールで3億ウォン分の
赤の下着を売上げ、17日のオープン初日には17億ウォンの
売上げを記録
し、合計で20億ウォンを売り上げたことがわかった。
下着売り場を訪れた客の90%以上が赤の下着を購入し、1人で
40枚の下着をまとめ買いした客もいた。今年3月にオープンした
新世界センタムシティ店も、オープン初日、赤の下着を8億2000万
ウォン売り上げた。

이처럼 부산 시민들의 빨간 속옷에 대한 사랑이 유별난 것은
빨간 속옷이 여자에게는 아들을 낳게 하고 남자에겐 사업에
행운을 가져온다고 믿기 때문이다. 같은 영남권이라도
대구에서는 개점 첫날 빨간 속옷을 사는 것에 특별한 의미를
두지 않는 것과는 대조적이다. 이는 부산 지역을 중심으로
조업에 나갔던 고깃배가 돌아올 때 만선이면 어김없이
빨간색 깃발을 꽂고 돌아왔던 관습에서 영향을 받은 것으로
해석된다.
プサン市民の間でこれほどまでに赤の下着の人気が高いのは、
赤の下着を買えば、女性なら男の子を授かり、男性なら事業で
成功すると信じられているためだ
。同じ慶尚道でも、北のテグ
(大邱)では、百貨店のオープン初日に赤の下着を買うことに
特別な意味がないこととは対照的だ。これは、プサン地域を
中心に、漁に出た漁船が、大漁の時、必ず赤の旗を掲げて
帰港した習慣に影響を受けたものと思われる(※)

(※)この分析にも根拠はないと思われるが、原文に近い
   形で翻訳練習してみた。


-以下省略-







△「オマエ、この年末も釜山に行くんだってな・・・
これからも『ヲタク』を名乗り続けたいのなら、
ロッテ百貨店で赤のトランクスを買ってはけッ!





△「ヲタクさんが赤をはくなら、私も
赤にします


(終わり)



    参加カテゴリ:地域情報(アジア) 


この記事についてブログを書く
« 韓国の伝説的神獣 | トップ | 新宿日本語の終了 »
最新の画像もっと見る

 〇文化・歴史」カテゴリの最新記事