■스페어 「スペア」 〇〇〇--
(1255)
2008年に公開された異色の国際犯罪アクション。
借金苦から逃れるため日本の暴力組織の大親分に
肝臓を売ることにした青年が主人公。
青年は、間に立ったヤクザな友人にお金をだまし
取られてしまい、結局、借金を返すことができず、
暴力金融から付け狙われるハメに。
△青年は日本のヤクザの大親分に肝臓を提供することに<映画より>
しかし、彼は日本の組織の若頭(ナンバー2)で
空手の達人の男と力を合わせ、危機一髪、暴力
金融の追っ手を振り払い、無事(?)日本へ密航し、
臓器移植手術に臨む。
大親分の命の恩人となった青年が、大親分の快気
祝いのパーティーに出席したシーンで映画は終わる。
男の義理を重んじ、日本人の命を助けるために
日本人と協力するという、韓国映画のこの種の
アクション物としては非常に珍しい展開の
映画だった。
△青年とヤクザの通訳をする礼儀正しいホテルのバーテン<映画より>
この映画で特に印象に残ったシーンは、主人公の
青年が日本のヤクザ(若頭)に、冗談で韓国で
有名な説話「ウサギ伝」の話を持ち出したシーン。
病気の竜王を救うためウサギの肝を取りに来た
ウミガメ(直訳はスッポン)に騙され竜宮城に
連れて行かれたウサギが、土壇場で頓智を利かせ、
「肝を陸地に置き忘れてきたので取りに帰る」と
言い逃れ、無事、生還できたという話だ。
韓国では、一般に「별주부전(鼈主簿伝)」と
呼ばれている。
△2人の話がかみ合わないことを丁寧に説明する日本通のバーテン<映画より>
幼少期から韓国で教育を受けた人なら誰でも知って
いる話のようだが、正直、「ヲタク」は知らなかった。
(※ネイバーの画像検索を参考までに)
映画の関連シーンを何度か見直し、ネットで学習して
(本当は韓国人妻にも教えてもらい)、やっと合点(がてん)が
いったというわけだ。
映画を見ていると、こうして思わぬ形で言葉や文化の
学習ができる。
例によって、小さな自己満足に浸った「ヲタク」で
あった。
(1255)
2008年に公開された異色の国際犯罪アクション。
借金苦から逃れるため日本の暴力組織の大親分に
肝臓を売ることにした青年が主人公。
青年は、間に立ったヤクザな友人にお金をだまし
取られてしまい、結局、借金を返すことができず、
暴力金融から付け狙われるハメに。
△青年は日本のヤクザの大親分に肝臓を提供することに<映画より>
しかし、彼は日本の組織の若頭(ナンバー2)で
空手の達人の男と力を合わせ、危機一髪、暴力
金融の追っ手を振り払い、無事(?)日本へ密航し、
臓器移植手術に臨む。
大親分の命の恩人となった青年が、大親分の快気
祝いのパーティーに出席したシーンで映画は終わる。
男の義理を重んじ、日本人の命を助けるために
日本人と協力するという、韓国映画のこの種の
アクション物としては非常に珍しい展開の
映画だった。
△青年とヤクザの通訳をする礼儀正しいホテルのバーテン<映画より>
この映画で特に印象に残ったシーンは、主人公の
青年が日本のヤクザ(若頭)に、冗談で韓国で
有名な説話「ウサギ伝」の話を持ち出したシーン。
病気の竜王を救うためウサギの肝を取りに来た
ウミガメ(直訳はスッポン)に騙され竜宮城に
連れて行かれたウサギが、土壇場で頓智を利かせ、
「肝を陸地に置き忘れてきたので取りに帰る」と
言い逃れ、無事、生還できたという話だ。
韓国では、一般に「별주부전(鼈主簿伝)」と
呼ばれている。
△2人の話がかみ合わないことを丁寧に説明する日本通のバーテン<映画より>
幼少期から韓国で教育を受けた人なら誰でも知って
いる話のようだが、正直、「ヲタク」は知らなかった。
(※ネイバーの画像検索を参考までに)
映画の関連シーンを何度か見直し、ネットで学習して
(本当は韓国人妻にも教えてもらい)、やっと合点(がてん)が
いったというわけだ。
映画を見ていると、こうして思わぬ形で言葉や文化の
学習ができる。
例によって、小さな自己満足に浸った「ヲタク」で
あった。
(終わり)