-1月15日-
バンクシーを知らない人はほぼいないのでは?
しかし、その正体を知る人は多くなさそう!
私も神出鬼没のストリートアーティスト程度の認識だったんだけれど、
福岡市のアジア美術館で美術展が開かれているとのことで、早速行ってきた。
ずいぶん前のことで、見てきた感想もそろそろ薄れかけ始めたので、
思い出せる範囲で、写真とともに紹介してみたい。
この美術展は、珍しく一部を除いて写真を撮っても良かったので。
12月17日~3月26日までなので興味ある方は是非とも!
何々?
ということで、会場はまるで映画のセットのように造られていて臨場感はかなりのもの
イギリスのストリートを再現しているのかな?
「雨の少女」
2008年 カトリーヌ・ハリケーンの後 ニューオリンズに
「モンキーの言葉」
(今は笑うがいいさ。しかし、いつか俺たちの時が来るから)
といった意味のようで、バンクシーを象徴する未来への暗示か?
「バンクシーって誰?」
うーん、何だか良くはわからないけど
私たちの国にはこんな人はいないことは確かだね?
「真珠の耳飾りとマスク」
フェルメールの絵にマスク!コロナを意識してなのか?
「子どもと消火栓」
この絵は、ニューヨークのブロードバンドで見ることができる
「退化した議会」
バンクシーのコメント 「今は笑え、そのうち誰も責任をとらなくなる」と!
「バーゲンセール、本日終了」
この世の終わり!ということか?
ん?これの意味はというと
常に全ての人々を騙すことはできないが、試すことはできる。
それを「広告」という!ということで良いのかな?
「壁に囲まれたホテル」
パレスチナのベツレムにあるという。(ベツレヘムはキリストが生まれた所)
ここはリアルに再現していた(さぁ、中へどうぞ!)
窓の外は、イスラエルが造った高さ8メートルの壁!
窓越しに、バンクシーが描いた壁絵が見れる
バンクシーが現地にこのホテルを造ったというが?
そうであれば、なんともすごいね!!
「 Lave is in the Air 」(愛は空中に!)
これも代表作の一つのようで、「火炎瓶(暴力)よりも花束(愛)を投げて闘え!」
というメッセージだそうだ。
2003年、パレスチナに登場。今も残っているとのこと(ネットから)
パレスチナにはこんなのも!
みんな子猫ばかりを見るけれど、その奥の真実を見ようとしない!
との痛烈な批判が込められているんだとか!
この絵も同じく、反戦を意識した風刺絵?
ベトナム戦争のアメリカ軍の空爆を逃げる少女の手をディズニーとマックが掴む!
「風船と少女」
2002年にロンドンのティムズ川沿の階段に壁画として登場した。(ネットから)
現在は市職員によって消されたというが、その近くには
「There is always hope」(希望はいつもある!)との言葉。
ハート型の風船は「愛」の象徴ということ!
そして最後に、出口ではバンクシーが見送ってくれた
展示の中にはこんなものも!
「ギフトショップを通って出るんだよ!」何てことかな?
ということで、濃密な空間と時間を過ごさせていただいた。
できたらもう一度と、思ってはいたがあっという間に会期が終わろうとしている。
うーん!何も考えずに、てれっと山に行き花を愛でる、少し反省させられた!
世界中で起きていることで、自分に無関係なことはなく、
常にそのことを意識して、日々を暮らしていくことが肝要なこと!
そんなことを考えさせられた「バンクシーって誰?展」だった。
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