北海道放浪の旅⑱ －霧雨のアポイ岳を登る！－（これまた天候に恵まれず！）

 

－８月２日－

いよいよ北海道最後の山登りの日を迎えた。

朝起きて窓の外を見ると、残念ながら昨夜来の雨が続いている。

うーん、アポイ岳からの目の前に広がる太平洋の大海原を見たかったんだけど！

 

まぁ、そうはいっても致し方ないのでホテルの朝食を済ませて様似町を目指す！

高速を走っていると空が明るくなってきた。期待してしまう！

 

苫小牧から思ったより時間がかかり、登山口には１０時を過ぎてしまった

 

１０：４４　急いで準備をして登山開始

霧雨みたいに降っているので雨具を付けている。それに看板がね！

 

昨夜からの雨で渡渉も厳しい！

 

一合目を通過

 

雨脚が強くならなければいいんだけれど

 

熊除けの鐘がある！

もちろん大きく鳴らす！

 

二合目通過

 

これ以上降るようだと、厳しくなってくる

 

三合目通過

もちろん、熊除けの鐘も忘れずに！

 

ハクサンシャクナゲ？

 

四合目通過

 

ここで、はじめて他の登山者と遭遇

 

アポイ岳の指導員？の人と東大のキノコの研究調査のグループ。

指導員の人から、この天候ならば「アポイマンテマ」が咲いてるよと聞いた。

 

お！これは「イチヤクソウ」では？

こんなところにもあるんだね！

 

１２：４０　五合目の避難小屋に到着！

 

雨は上がったが濃いガスの中！

 

さぁ、後半分頑張って登ろう！

 

と、ここで大事件発生！

Ｙさんが、花を撮っているとそのすぐ近くに何やらいるのに気がついた！

どう見ても「マムシ」に間違いない！カメラからほんの２～３０㎝だった！

うーん！何の注意もしていなかった！危ない！危ない！

 

気を取り直して登って行く！

 

これは「サマニオトギリ」か？

 

こんなところにこの看板！もう少し前の方でなくっちゃ！

 

何だろうか？

 

六合目を通過

 

少し開けたところに上がってきたが、展望は全くなし！

 

七合目を通過

 

これも何だろう？

 

霧雨の中の「アポイ岳」、それもまた楽し！かな。

 

馬の背を通過

お花畑も雨に濡れている！

 

え！これまた驚きの「ネジバナ」！

室見川との対比で驚き！ここだけにあった！

 

「エゾホツツジ」

 

そして、「チシマセンブリ」に感激！

 

そして、指導員さんが言っていた「アポイマンテマ」の登場だ！

こんな悪天候の時にしか咲くのを見れないという！大喜び！

 

八合目通過

 

「アポイアザミ」

 

さぁ、もう少し頑張らなくては！

 

九合目を通過！

 

ここを登れば、あと少し！

 

１４：４２　アポイ岳とうちゃこ！

 

期待していた絶景とはいかなかったけれど、かなりの満足感！

 

１５：０８　さぁ、急いで下りよう！

 

何だかガスが濃くなってきているような

 

一歩一歩、十分気をつけながら

 

もう一度「アポイマンテマ」を愛でてから

 

宿の夕飯は６時半だったので

 

それなりに急ぎ気味に下りていく！

五合目小屋を通過！

 

オ！エゾシマリスがいる！

 

何てこともあったりしながら

 

本当に急いで下りる！

ちゃんと、熊除けの鐘も鳴らしながらだよね！

 

どうにか一合目まで無事に下りてきて

 

ここを渡渉すれば

 

１７：２８　無事に下山終了

 

下山して今日のお宿に今からいくと電話を入れると、

夕飯の最終は７時だから、どこにも寄らず来てくれ！とのことで、

濡れた体で、脱兎のごとく宿へと向かった！

 

宿に着いて、先ほど電話した○○ですがというと、「え！早かったね！」

あなたがそういったからですよ！とは、言わなかったけれどどうにか間に合った！

 

そして、急いでお風呂を済ませて今日の豪華晩ご飯！

 

まぁ、霧雨のアポイ岳だったけれど､眺望もなかったけれど

十二分に北海道の「山」を登った手応えをもらったことに満足し、

 

ご褒美のような美味しい料理をいただいた。

 

さぁ、これで山登りは終わった！後は、無事に福岡まで戻るだけになった。

何だか少し寂しい気分だなぁ！