はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

オリンピックの終り

2021年08月08日 | オリンピック

2021/08/08

 

今日の閉会式で、オリンピックは終わってしまいますね。

東京で行われているといっても、うちの近くではそんな様子はみじんも感じられず、会場の近くに行くこともできず、過ぎてしまいました。

それは少し残念でした。

私はオリンピックの開催には反対でしたが、だからといって競技は見ない、というわけではないのです。

オリンピック誘致や、利権の絡んだ一部の人々が恩恵を受けることや、コロナ禍での強行開催や、その他諸々の不祥事、不手際に反対しているけれど、それは選手たちの罪ではないのです。

アスリートたちは幼い頃から、長い間自分の時間やエネルギーを練習に費やし、オリンピックに出ることに命を懸けていたに違いありません。

アスリートたちが命を懸けていることを見届けるということが、アスリートに敬意を表することなんだと思います。

だから、選手たちの生きる意味だった、その成果を見たいと思うのです。そんなことで、特に自分な好きな種目、マラソンや新体操はしっかり見ました。

 

日本選手は58個のメダルを取りましたね。

日本は格闘技、武道が強いのでしょうか。柔道、レスリング、ボクシング、空手、たくさんメダルを取りました。

素晴らしいと思います。

でも、他の競技でメダルを目されていた選手たちが、予選で敗退してしまっています。メダルの重圧なのか、開催直前までもめ続けたオリンピックに出ることに迷いがあって、それが災いしたのでしょうか。

 

毎日新聞の「五輪の夏・考/6 「失敗の本質」戦争中と酷似」(葛西大博) という記事が目に留まりました。

国民の声を聴かずにオリンピックを強行する政権は、太平洋戦争に突入した過去の日本に似ているし、だれも責任を取らない状況も似ているというのです。

 

〈今回の五輪のことを、金子勝氏は「失敗の責任を避け続けた戦後日本のなれの果て」と看破したのだ。今まさに新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で強行開催中の東京オリンピック。

21年は太平洋戦争開戦から80年。くしくもその年の五輪なのだが、金子さんは菅義偉政権を旧日本軍の失敗になぞらえた。「菅さんは専門家の『お墨付きを得た』と五輪開催に突き進んだ。一方で専門家は開催そのものの可否は判断しない。意思決定のプロセスをあいまいにして、誰も責任を取らずに方向転換できない姿は、戦時中の無責任体制そのものですよ」

「唯一開催して良かったのは、五輪の本質を白日の下にさらしたこと。平和の祭典でも、『アスリートファースト』でもなかった。『五輪の感動』みたいなものを、IOC(国際オリンピック委員会)は金のため、菅さんは政権浮揚のために利用しているだけです。世界中から選手が集まるのに、緊急事態宣言で国民には自粛を強いるというダブルスタンダード(二重基準)に皆、うんざりです。今後五輪は変わっていくでしょう」〉

 

全文はこちらをお読みください。

https://mainichi.jp/articles/20210803/dde/012/050/016000c?cx_fm=maildigital&cx_ml=article&cx_mdate=20210808

 

オリンピックが終わった後は総括が行われるでしょうが、選手の頑張り、絆の深まり、感動をもらったことへの美談が語られる一方、やはり、オリンピックのもう一つの側面も語られるのでしょうね。

 

 

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