<平成29年度A日程 准看護師試験 第141問~第150問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年02月26日 | 2次試験直前対策
問題 141  次の組合せで、誤っているものを一つ選べ。 


1 精神病者監護法 ― 私宅監置 

2 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 ― 精神障害者保健福祉手帳 

3 保良 せき ― 森田療法 

4 オイゲン・ブロイラー ― 統合失調症























 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)





















・正解 3


1 精神病者監護法 ― 私宅監置 

2 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 ― 精神障害者保健福祉手帳 

森田 正馬(まさたけ) ― 森田療法  ※保良(ほら)せき=日本の訪問看護の先駆者

4 オイゲン・ブロイラー ― 統合失調症
























問題 142  精神科病棟への入院について、誤っているものを一つ選べ。 


1 措置入院は都道府県知事による入院措置である。 

2 精神保健指定医 2 名の診察を要するのは措置入院である。 

3 医療保護入院は自傷他害の恐れのある場合に行われる入院形態である。 

4 任意入院では、本人から退院の申出があった場合、原則としてその者を退院 させなければならない。


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 3


1 措置入院は都道府県知事による入院措置である。 

2 精神保健指定医 2 名の診察を要するのは措置入院である。 

3 医療保護入院は、精神保健指定医の診察のもと、家族等の同意により、本人の同意を得ることなく入院させるものである 。 

4 任意入院では、本人から退院の申出があった場合、原則としてその者を退院 させなければならない。






























問題 143  思考の障害について、正しいものを一つ選べ。 


1 せん妄 

2 カタレプシー 

3 幻聴 

4 被害妄想 


















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・正解 4


1 せん妄 .=意識の混乱

2 カタレプシー =自分の意思で姿勢を変えられず、長時間同じ姿勢を保ち続ける

3 幻聴 =実際には存在しない音が聞こえる

4 被害妄想 =他人から危害を加えられているという思い込み


※思考の障害=思考過程(思路)の障害・思考形式の障害・思考内容の障害

























問題 144  アルコールの離脱症状について、正しいものを一つ選べ。 


1 作話 

2 させられ体験 

3 幻視 

4 嫉妬妄想 


















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・正解 3


1 作話 (さわ)=実際には行っていないことを体験したかのように話すこと

2 させられ体験 =自分の意思とは関係なく、何者かに支配されているかのような感覚

3 幻視 =実際には存在しないものが見える症状

4 嫉妬妄想 =パートナー(配偶者や恋人など)に対し強い嫉妬や不安を抱いてしまう状態


※アルコール離脱症状=アルコールが体内にいつもある状態が続くと、脳はそれが普通の状態だと認識し、アルコールが抜けてくると様々な症状が出る
























問題 145  向精神薬の副作用とその症状の組合せで、正しいものを一つ選べ。 


1 アカシジア ― 不随意運動 

2 悪性症候群 ― 高熱 

3 ジスキネジア ― 便秘 

4 パーキンソン症候群 ― 口渇


















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・正解 2


1 アカシジア ― 静座不能症(座ったままでじっとしていられない) 

2 悪性症候群 ― 高熱 

3 ジスキネジア ― 不随意運動(自分の意思と関係なく体が動く) 

4 パーキンソン症候群 ― 振戦など


※悪性症候群=向精神薬の重篤な副作用(高熱、意識障害、筋肉の硬直など)























問題 146  薬物療法を受ける精神疾患患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 指示された服薬回数・量を守るように説明する。 

2 服薬を拒否する場合は、強い説得や強制的な介入により服薬を確実にする。 

3 症状が良くなれば自己判断で服薬を調整してもよいと説明する。 

4 有害作用がある場合には、服薬を中止するように説明する。


















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・正解 1


1 指示された服薬回数・量を守るように説明する。 

2 服薬を拒否する場合は、患者と相談しながら服薬を促すことが大切である。 

3 症状が良くなっても自己判断で服薬を調整せず、医師の指示に従う、と説明する。 

4 有害作用がある場合には、医師の指示に従うことが大切である























問題 147  統合失調症について、正しいものを一つ選べ。 


1 精神科病院の入院患者の 5 割以上を占める。 

2 発症のピークは 50 歳~60 歳である。 

3 興奮や昏迷を特徴とする病型は破瓜型である。 

4 幻覚は陰性症状である。   



















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・正解 1

 
1 精神科病院の入院患者の 5 割以上を占める。 

2 発症のピークは 10 歳代後半~30 歳代である。 

3 興奮や昏迷を特徴とする病型は緊張型である。 ※感情や思考に障害が現れやすいのが破瓜型

4 幻覚は陽性症状である。   


※統合失調症=思考や行動、感情がまとまりづらくなる精神疾患

 陽性症状=本来あるべきでないものが現れる(幻覚、幻聴、妄想など)

 陰性症状=本来あるはずのものがない(感情や意欲の低下など)

 




















問題 148  精神症状のある患者への対応について、正しいものを一つ選べ。


1 抑うつ状態にある患者には、辛い気持ちに対し励ます。 

2 幻聴で悪口を言われていると訴える患者には幻聴であると説明する。 

3 重度(急性期)の躁状態の患者には、看護者が患者の刺激にならないように 少し距離をおいて観察する。 

4 不安を訴える患者には励ます。  




















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・正解 3


1 抑うつ状態にある患者には、辛い気持ちに対し共感し寄り添う。 

2 幻聴で悪口を言われていると訴える患者には否定も肯定もせず、本人の主張を受け止める。 

3 重度(急性期)の躁状態の患者には、看護者が患者の刺激にならないように 少し距離をおいて観察する。 

4 不安を訴える患者には傾聴し共感する
 


























問題 149  精神科入院患者の身体的拘束と隔離について、正しいものを一つ選べ。 


1 患者が興奮状態となり、内科医の判断で身体的拘束をおこなった。 

2 患者の興奮が激しい場合は、理由を説明せず身体拘束してもよい。 

3 保護室に隔離した場合は、患者への刺激を避けるため看護者の訪室を控える。 

4 同一の部屋に複数の患者を隔離することはできない。 



















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・正解 4


1 患者が興奮状態となり、精神科指定医の判断で身体的拘束をおこなった。 

2 患者の興奮が激しい場合、理由を説明せず身体拘束をすることはできない。 

3 保護室に隔離した場合は、患者の精神状態を客観的な会話や観察から判断する。 

4 同一の部屋に複数の患者を隔離することはできない。




























問題 150  精神疾患患者への対応について、正しいものを一つ選べ。 


1 無為状態の患者には、看護者が日課を計画しそれに従うよう促す。 

2 うつ病や抑うつ状態患者の自殺は、急性期に発生頻度が高い。 

3 代理行為は外出外泊ができる患者においても積極的に行う。 

4 リハビリテーションは入院患者及び地域に居住する患者を対象に行われる。


















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・正解 4


1 無為状態の患者には、看護者は生活リズムの維持や自発性の向上を図るようにする。 

2 うつ病や抑うつ状態患者の自殺は、初期と回復期に発生頻度が高い。 

3 代理行為は外出外泊ができる患者においても積極的に行うわけではない。 

4 リハビリテーションは入院患者及び地域に居住する患者を対象に行われる。


※無為状態=意思や欲動が低下し、何もやる気が起きない

 





















<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


あなた様のご健康、学業成就、ご活躍を祈念しています!!!


















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