<令和5年度B日程 准看護師試験 第71問~第80問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年07月08日 | 2次試験直前対策
問題 71  呼吸困難のある患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  酸素療法中は CO₂ ナルコーシスに注意する。 

2  満腹感が得られるように食事を摂取する。 

3  固めの便になるように排便コントロールをする。 

4  仰臥位で安静を促す。


















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・正解 1

 
1  酸素療法中は CO₂ ナルコーシスに注意する。 

2  満腹感が得られるように食事を摂取するわけではない。 

3  固めの便にならないように排便コントロールをする。 

4  起座位で安静を促す。


※ CO₂ ナルコーシス=呼吸の自動調節機能が破綻 二酸化炭素( CO₂)が体内に貯留 意識障害が出現 































問題 72  嚥下困難のある患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  頸部後屈位をとるとよい。 

2  食塊を咽頭に送ることができないのは咽頭期の障害である。 

3  脱水になる危険性はない。 

4  誤嚥時に備えて吸引器を準備しておく。
















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・正解 4


1  頸部を少し前屈させるとよい。

2  食塊を咽頭に送ることができないのは口腔期の障害である。

3  脱水になる危険性はある

4  誤嚥時に備えて吸引器を準備しておく。


※摂食嚥下の5期=認知期・準備期・口腔期・咽頭期・食道期
















問題 73  下痢のある患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  過敏性腸症候群は院内感染に注意する。 

2  腹部マッサージを行う。 

3  食物繊維の多い食品の摂取をすすめる。 

4  肛門周囲の清潔を保つ。


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 4


1  過敏性腸症候群は院内感染に注意する必要はない。 

2  腹部マッサージを行うわけではない。 

3  食物繊維の多い食品の摂取をすすめるわけではない。 

4  肛門周囲の清潔を保つ。


※過敏性腸症候群=腸に疾患はないのに、腹痛や下痢、便秘を繰り返す



















問題 74  救急処置について、正しいのはどれか。 


1  自動体外式除細動装置(AED)は医療者が使用する。 

2  二次救命処置(ALS)は医師以外は実施できない。 

3  成人の心マッサージは、胸骨が約 5 cm 下がる強さで圧迫する。 

4  小児の心マッサージは、胸の厚みの 1/2 まで圧迫する。
















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・正解 3


1  自動体外式除細動装置(AED)は医療者以外でも使用できる。 

2  二次救命処置(ALS)は医師・看護師・救急救命士などが実施する。 

3  成人の心マッサージは、胸骨が約 5 cm 下がる強さで圧迫する。 

4  小児の心マッサージは、胸の厚みの 1/3 まで圧迫する。


※二次救命処置=病院などの設備の整った環境で、有資格者が行う救命処置



















問題 75  手術療法を受ける患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  患者にクリニカルパス(クリティカルパス)について説明する。 

2  全身麻酔をするときは 2 日前の昼から禁食する。 

3  呼吸訓練は患者の痛みの訴えがある場合は行わない。 

4  手術中、患者の観察は主として器械出し看護師が行う。















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・正解 1


1  患者にクリニカルパス(クリティカルパス)について説明する。 

2  全身麻酔をするときは 手術室に入る8時間以上前から禁食する。 

3  呼吸訓練は患者の痛みの訴えがある場合も行う。 

4  手術中、患者の観察は主として外回り看護師が行う。


※クリニカルパス=入院中に行われる医療行程表

 クリニカル=臨床の、医療の

 パス=行程・経路





















問題 76  血液透析時における不均衡症候群の症状はどれか。 


1  皮  疹 

2  頭 痛 

3  黄 疸 

4  下 痢













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・正解 2


※不均衡症候群=透析中から透析終了後12時間以内に起こる頭痛、吐き気、嘔吐など

 皮疹=皮膚にあらわれる何らかの病変



















問題 77  令和元(2019)年の人口動態統計で 30 歳代の年齢階級別死因順位 1 位はどれか。 


1  自 殺 

2  悪性新生物 

3  心疾患 

4  不慮の事故 














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・正解 1





















問題 78  胸腔ドレナージを受ける患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  肺に空気を送り込むための処置であると説明する。 

2  排液バッグは 胸腔ドレーン挿入部位より高い位置に置く。 

3  エアリークの有無を確認する。 

4  呼吸性移動がみられた場合はドレーン内の閉塞を疑う。
























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・正解 3


1  胸腔から胸水や空気を抜くための処置であると説明する。 

2  排液バッグは 胸腔ドレーン挿入部位より低い位置に置く。 

3  エアリークの有無を確認する。 

4  呼吸性移動がみられた場合はドレナージが正常に機能している


※胸腔ドレナージ=胸壁を切開し、胸腔にチューブを挿入 胸水や空気を抜くことで息切れや胸の痛み、咳などの症状改善

 ドレーン=医療用の管

 ドレナージ=ドレーンを使った処置


















問題 79  肺結核の患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  インターフェロン γ 遊離試験(IGRA)は陰性となる。 

2  抗結核薬の服用期間は 1 か月であると説明する。 

3  抗結核薬は直接服薬確認が必要である。 

4  感染性のある患者に接するときはサージカルマスクを着用する。












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・正解 3


1  インターフェロン γ 遊離試験(IGRA)は陽性となる。 

2  抗結核薬の服用期間は 6~12 か月であると説明する。 

3  抗結核薬は直接服薬確認が必要である。 

4  感染性のある患者に接するときはN95マスクを着用する。


※結核=結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気 空気感染する

 インターフェロン γ 遊離試験(IGRA)=結核の診断に使用される医療検査

 サージカルマスク=マスクを装着した人から排出される微生物を防ぐ

 N95マスク=マスクを装着した人を守る





















問題 80  睡眠時無呼吸症候群について、正しいのはどれか。 


1  10 秒以上の無呼吸が 1 時間の睡眠中に 5 回以上ある状態である。 

2  生活習慣病との関連性はない。 

3  起床時に熟眠感がある。 

4  標準治療は薬物療法である。













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・正解 1


1  10 秒以上の無呼吸が 1 時間の睡眠中に 5 回以上ある状態である。 

2  生活習慣病との関連性はある。 

3  起床時に熟眠感がない。 

4  標準治療は経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)である。


※経鼻的持続陽圧呼吸療法=睡眠時に鼻マスクを使用し、気道に適切な圧力を加えた空気を送り込む














<おことわりとお願い>


解説者は医療実務に関しては素人です(正看の過去問4513問を2か月間で解き、ノート8冊にまとめました。 その後准看の勉強を開始し、現在ノートは14冊目。)!


また、本試験に記載の漢字の読みがなは、省略している場合があります。


自信がない解説には?をつけています。


その他、誤解も多いかも知れません!



疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います・・・!


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!




◎本ブログは収益化していません(ぺこり)!

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