問題 61 内服薬の与薬時期について、誤っているものを一つ選べ。
1 食前薬は、食事の直前に服用する。
2 食間薬は、食後2時間程度経過後に服用する。
3 食後薬は、食後30分以内に服用する。
4 頓用薬は、症状が出現した時に服用する。
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・正解 1
1 食前薬は、食事の20~30分前に服用する。
2 食間薬は、食後2時間程度経過後に服用する。
3 食後薬は、食後30分以内に服用する。
4 頓用薬は、症状が出現した時に服用する。
※頓用=薬の服用方法 定期的に内服するのではなく、症状に応じて服用
頓用薬=発作時や症状がひどい時に服用する薬
問題 62 筋肉内注射の適切な部位について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 中殿筋
b 三角筋
c 大腿四頭筋
d 上腕三頭筋
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
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・正解 1
a 中殿筋 =背中側のお尻の上の筋肉
b 三角筋 =肩関節を覆う三角形の筋肉
c 大腿四頭筋 =太ももの前側に位置する4つの筋肉
d 上腕三頭筋 =上腕の後ろ側にある二の腕の筋肉
問題 63 検体検査について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 喀痰を採取する前に、含嗽を促す。
b 抗凝固剤の入っている採血容器の場合は、ゆっくり転倒し血液と混和させる。
c 蓄尿は、開始時刻から終了時刻までの全量を容器に入れる。
d 便潜血反応検査の場合は、食事の制限はない。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
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・正解 1
a 喀痰を採取する前に、含嗽を促す。※口腔内の細菌や細胞が混入しないようにするため
b 抗凝固剤の入っている採血容器の場合は、ゆっくり転倒し血液と混和させる。 ※5回程度を目安に、採血管の腹部を持ち上下を反転させる
c 蓄尿は、開始時刻に完全に排尿させて捨ててから終了時刻までの全量を容器に入れる。
d 便潜血反応検査の免疫法の場合は、食事の制限はないが、化学法の場合は検査の3日前から食事制限が必要である。
問題 64 胸腔穿刺について、正しいものを一つ選べ。
1 穿刺部は、前腋窩線上である。
2 体位は、腹臥位とする。
3 穿刺する時には、深呼吸を促す。
4 穿刺後は、胸痛、咳嗽および血痰の有無を観察する。
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・正解 4
1 穿刺部は、患側の第2肋間鎖骨中線上である。
2 体位は、座位で体幹を少し前傾させ、腕の下に支えを置いた姿勢である。
3 穿刺する時には、深呼吸はしないようにする。※深呼吸すると穿刺針が肺に刺さる可能性がある
4 穿刺後は、胸痛、咳嗽および血痰の有無を観察する。
※胸腔穿刺=針を皮膚から胸腔に刺して液体サンプルを抜き取る手技のこと
類似問題 正看 第101回 午後54問
問題 65 気管内吸引について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 吸引圧は、30kPa(225mmHg)である。
b カテーテルを挿入する際には、折り曲げ、吸引力をなくす。
c 感染予防のため無菌操作で行う。
d 1回の吸引は、20~25秒で行う。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
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・正解 3
a 吸引圧は、20kPa(150mmHg)である。
b カテーテルを挿入する際には、折り曲げ、吸引力をなくす。
c 感染予防のため無菌操作で行う。
d 1回の吸引は、10~15秒で行う。
※気管内吸引=気道に入り込んだ異物をチューブにより外部に吸引すること
問題 66 与薬における6つのR(Right)について、誤っているものを一つ選べ。
1 Right Place(正しい場所)
2 Right Drug(正しい薬)
3 Right Purpose(正しい目的)
4 Right Dose(正しい用量)
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・正解 1
※与薬における6つのR=正しい患者・薬物・用量・用法・時間・目的
問題 67 経過別看護について、正しいものを一つ選べ。
1 急性期は、生命維持のために医療処置を優先し、日常生活の援助は行わない。
2 慢性期は、患者自身が主体的に生活を改善し、セルフケアができるように援助する。
3 回復期は、心身ともに安定した状態であり、看護者の支援は必要とされない。
4 終末期の緩和ケアには、入院が必須である。
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・正解 2
1 急性期は、生命維持のために医療処置を優先するが、日常生活の援助も行う。
2 慢性期は、患者自身が主体的に生活を改善し、セルフケアができるように援助する。
3 回復期は、心身ともに安定した状態であるが、看護者の支援は必要である。
4 終末期の緩和ケアには、入院が必須ではない。
問題 68 全身麻酔の目的について、誤っているものを一つ選べ。
1 意識の消失
2 神経反射の亢進
3 鎮痛
4 筋の弛緩・筋緊張の消失
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・正解 2
1 意識の消失
2 神経反射の低下・減弱
3 鎮痛
4 筋の弛緩・筋緊張の消失
※亢進=病勢などが高い度合いまで進むこと
弛緩=緊張が緩んでいる状態
問題 69 安静療法の意義について、正しいものを一つ選べ。
1 エネルギー代謝が促進できる。
2 呼吸器系(呼吸機能)への負担が軽減できる。
3 筋力低下が予防できる。
4 腸管運動が亢進し、便通がよくなる。
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・正解 2
1 エネルギー代謝が抑制される。
2 呼吸器系(呼吸機能)への負担が軽減できる。
3 筋力低下が起きる。
4 腸管運動が低下し、便通が悪くなる。
問題 70 一次救命処置について、正しいものを一つ選べ。
1 医師の指示で行う救命処置のことである。
2 成人に対する胸骨圧迫は、患者の胸骨の下半分に実施者の両手を重ねて置き、 肘をまっすぐに伸ばして行う。
3 自動体外式除細動器(AED)は使用しない。
4 胸骨圧迫と人工呼吸を同時に行う場合、成人では15対2の割合で行う。
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・正解 2
1 医師の指示で行う救命処置を二次救命処置という。
2 成人に対する胸骨圧迫は、患者の胸骨の下半分に実施者の両手を重ねて置き、 肘をまっすぐに伸ばして行う。
3 自動体外式除細動器(AED)は使用する。
4 胸骨圧迫と人工呼吸を同時に行う場合、成人では30対2の割合で行う。
※一次救命処置=医療従事者だけでなく、誰でも行うことができる救命処置
<おことわりとお願い>
正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。
疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。
※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!