<平成30年度A日程 准看護師試験 第91問~第100問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年11月13日 | 准看合格法
問題 91  血液疾患について、正しいものの組合せを一つ選べ。 


a 巨赤芽球性貧血は、鉄欠乏でおこる。 

b 再生不良性貧血の主な症状は、貧血、易感染性および出血傾向である。 

c 多発性骨髄腫では、病的骨折や腰椎圧迫骨折による腰痛が出現することが多い。 

d 急性リンパ性白血病は、高齢者に多い。 


1 a、b  2 a、d  3 b、c  4 c、d













 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 3


a 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB₂や葉酸の欠乏でおこる。 

b 再生不良性貧血の主な症状は、貧血、易感染性および出血傾向である。 

c 多発性骨髄腫では、病的骨折や腰椎圧迫骨折による腰痛が出現することが多い。 

d 急性リンパ性白血病は、小児や若い世代に多い。


















問題 92  甲状腺疾患について、正しいものを一つ選べ。 


1 甲状腺機能亢進症では、粘液水腫がみられる。 

2 バセドウ病は、20~30 歳の女性に好発する。 

3 慢性甲状腺炎は、甲状腺機能低下症の原因となる頻度は低い。 

4 甲状腺機能低下症では、発汗や頻脈がみられる。










 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 2


1 甲状腺機能低下症では、粘液水腫がみられる。 

2 バセドウ病は、20~30 歳の女性に好発する。 

3 慢性甲状腺炎は、甲状腺機能低下症の原因となる頻度は高い。 

4 甲状腺機能低下症では、無気力、疲労感などがみられる。


※甲状腺機能亢進症=甲状腺が活発に活動して甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気

















問題 93  糖尿病について、誤っているものを一つ選べ。 


1 血糖値 50 ㎎/dℓでは、冷汗、手指の振戦などの症状が出現する。 

2 インスリン注射の部位で、吸収速度が一番遅いのは腹部である。 

3 慢性合併症の大血管症には、脳梗塞がある。 

4 糖尿病の運動療法は、有酸素運動が望ましい。 








 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 2


1 血糖値 50 ㎎/dℓでは、冷汗、手指の振戦などの症状が出現する。 

2 インスリン注射の部位で、吸収速度が一番速いのは腹部である。 

3 慢性合併症の大血管症には、脳梗塞がある。 

4 糖尿病の運動療法は、有酸素運動が望ましい。 


※糖尿病=インスリンが十分に働かないために、血液中に流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気

 大血管症=心臓や脳などの太い血管が傷ついて起こる、虚血性疾患や脳梗塞など



















問題 94  造血器の疾患について、誤っているものを一つ選べ。 


1 急性前骨髄球性白血病は、ⅮICを合併するのが特徴である。 

2 慢性骨髄性白血病は、脾腫が特徴である。 

3 悪性リンパ腫のうち、ホジキンリンパ腫は約半数を占める。 

4 成人T細胞白血病(ATL)は、九州地方に多くみられる。










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・正解 3


1 急性前骨髄球性白血病は、ⅮICを合併するのが特徴である。 

2 慢性骨髄性白血病は、脾腫が特徴である。 

3 悪性リンパ腫のうち、90%以上占めるのが非ホジキンリンパ腫である。 

4 成人T細胞白血病(ATL)は、九州地方に多くみられる。


※造血器=血液細胞を生産する骨髄やリンパ節などの器官

 DIC=播種性血管内凝固症候群

 白血病=血液のがん


















問題 95  ギラン‐バレー症候群について、正しいものを一つ選べ。 


1 発症後に、カンピロバクターなどによる感染症をおこす。 

2 両下肢の近位筋にのみ、筋力低下がおこる。 

3 顔面、呼吸、嚥下にかかわる筋肉に麻痺が生じる。 

4 筋力低下や神経症状は、2~3 週間で完治することが多い。











 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)














・正解 3


カンピロバクターなどによる感染症に続いて、発症することがある自己免疫疾患である

筋力低下がおこる

3 顔面、呼吸、嚥下にかかわる筋肉に麻痺が生じる。

4 筋力低下や神経症状は、半年から1年ほどかけて回復していく


※症候群=同時に起きる一連の症候のこと 英語でシンドローム















問題 96  多発性硬化症について、正しいものを一つ選べ。 


1 急性期の治療には、インターフェロンが有効である。 

2 再発予防には、副腎皮質ステロイドによるパルス療法が有効である。 

3 複視などの眼球運動障害は、症状の一つである。 

4 寛解と増悪を繰り返すことはない。 









 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)















・正解 3


1 急性期の治療には、ステロイド剤の点滴注射が有効である。 

2 再発予防には、インターフェロンβ注射薬などが有効である。 

3 複視などの眼球運動障害は、症状の一つである。 

4 寛解と増悪を繰り返す

 
※多発性硬化症=脳や脊髄、視神経のあちらこちらに病巣が出来、症状が再発したり寛解したりを繰り返す病気

 寛解=病気の症状が一時的に軽くなったり、消えたりした状態

















問題 97 腰椎穿刺による脳脊髄液検査について、正しいものを一つ選べ。


1 頭蓋内圧亢進が疑われる場合に実施する。 

2 穿刺部位は、第 1・2 腰椎間である。 

3 正常な髄液は、白色混濁液である。 

4 検査後 1~2 時間程度は、水平仰臥位を保つ。 













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・正解 4


脳や脊髄の病気の診断や評価のため実施する。 

2 穿刺部位は、第 3・4 腰椎間またはその上下である。 

3 正常な髄液は、無色透明である。 

4 検査後 1~2 時間程度は、水平仰臥位を保つ。 

 

















問題 98  頭部外傷について、誤っているものを一つ選べ。 


1 脳震盪 (のうしんとう) では、逆行性健忘や外傷後健忘がみられる。 

2 急性硬膜下血腫の予後は、良好である。 

3 急性硬膜外血腫では、意識清明期がある。 

4 脳挫傷では、脳内血腫の形成がみられる。








 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 2


1 脳震盪 (のうしんとう) では、逆行性健忘や外傷後健忘がみられる。 

2 急性硬膜下血腫の予後は、一般的に良好ではない。 

3 急性硬膜外血腫では、意識清明期がある。 

4 脳挫傷では、脳内血腫の形成がみられる。


※予後=病気の見通し 場合により余命を意味する

















問題 99 四肢切断術を受ける患者の看護について、誤っているものを一つ選べ。 


1 上肢の場合、術前から利き手交換の訓練を行う。 

2 下肢の場合、術直後から車いす操作や松葉杖歩行の訓練を行う。 

3 下肢の場合、自分で包帯が巻けるように、術後に方法を説明する。 

4 術後は、断端部の近位関節の屈曲拘縮を予防する。









 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 2


1 上肢の場合、術前から利き手交換の訓練を行う。 

2 下肢の場合、術前から車いす操作や松葉杖歩行の訓練を行う。 

3 下肢の場合、自分で包帯が巻けるように、術後に方法を説明する。 

4 術後は、断端部の近位関節の屈曲拘縮を予防する。

 























問題 100  関節外傷について、誤っているものを一つ選べ。 


1 捻挫では、関節内外の出血による関節部の腫脹がみられる。 

2 反復性脱臼は、肘関節でおこりやすい。 

3 脱臼後は、徒手整復し安静のため固定する。 

4 膝内障には、半月板損傷、側副靱帯損傷および十字靱帯損傷が含まれる。










 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 2


1 捻挫では、関節内外の出血による関節部の腫脹がみられる。 

2 反復性脱臼は、肩関節でおこりやすい。 

3 脱臼後は、徒手整復し安静のため固定する。 

4 膝内障には、半月板損傷、側副靱帯損傷および十字靱帯損傷が含まれる。
 

※捻挫=捻(ねじ)って挫(くじ)くこと

 脱臼=関節が外れてしまった状態

















<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!

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