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Rare Earth

2013年10月16日 | 日記
Rare Earth

10月29日火曜日2013年
[注目トピックス 経済総合]【中国から探る日本株】世界初のレアアース取引所がようやく始動、価格下落に歯止めへ
Fisco 2013年10月29日 08時03分 (2013年10月29日 12時00分 更新)


*08:03JST 【中国から探る日本株】世界初のレアアース取引所がようやく始動、価格下落に歯止めへ
中国で11月、世界初のレアアース(希土類)取引所が取引を開始する見通しだ。「北京商報」(28日付)が業界関係者の話として報じたもので、具体的な日程は決まっていないが、11月に試験的に取引を開始する予定となっている。

同取引所は昨年8月、国内のレアアース大手11社の共同出資で内モンゴル自治区に設立されたが、ソフト、ハード面での準備が進まず、取引開始が大幅に遅れていた。取引所の始動によって価格が下落しすぎないよう操作し、価格形成における国際的な発言権を高める狙いがあると指摘されている。

中国では乱開発や景気減速、さらには「政治的カード」としての輸出規制が需給をダブつかせ、2012年からレアアースの価格が暴落。業界大手が生産停止に追い込まれるなど、厳しい状況が続いていた。そうした中で中国政府は、事業ライセンスを持たない闇業者の取り締まり強化や業界再編を推進している。

一方、日本などでは、使用量を削減する「脱レアアース」の動きが進んでいる。例えば最近では、昭和電工<4004>がレアアースの一種であるジスプロシウムを使わないモーター用の磁石合金を開発したと報じられた。レアアースを巡る各国の取り組みと攻防に、今後も注目が集まる。


2013年10月2日 12:35
日本のRare earth 現況

1.レアアースの代替え品(レアアースを使わない製品開発)
2.既存レアアースの調達先変更(インド他からの調達・生産拠点開発、日本近海でも発見)
3.当面中国からは継続調達(量は減ったが)


中国産 需要復活
2013年 9月 25日 17:53 JST
Wall street Journal Japan
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304250704579096630750629564.html中国でレアアースが再び注目を集める
中国のレアアース(希土類)市場が活発になってきた。中国政府が数年前に17種類のレアアースの輸出量を大幅に減らしたために価格は急上昇したが、このところ価格はおおむね落ち着いている。レアアースは「iPhone(アイフォーン)」からミサイルシステムに至るまで幅広いハイテク製品に使われていて、化学的性質が互いによく似ている。
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1メートルトン当たりの酸化ネオジム(ピンク)と酸化プラセオジム(緑)の価格の推移(単位:元)
中国有色金属建設は24日、私募割当増資を実施して一部資金をレアアース酸化物の処理工場の建設に充てると発表した。建設予定地は中国南部の広東省。同社は中国3位のレアアース生産業者。中国政府の取り組みが実を結んでいることを示す最新例となる。中国政府はレアアース産業を統合して付加価値のある製品を生産するよう企業に促している。
数年前にはレアアースのことを話題にする人はほとんどいなかったが、中国が輸出割当制度を導入して価格に対して今まで以上に大きな発言力を行使し始め、2010―11年にかけて価格は数倍に跳ね上がったのをきっかけに、レアアースは商品の中で最も話題に上る対象となった。同時に中国が戦略的に重要な鉱物の世界中の取引の95%を支配している事実が浮き彫りとなった。
中国は主に環境悪化を防止するために輸出量を制限したと説明するが、消費国の最終利用者は中国側の動きに当惑している。価格も急騰した。例えば色付きガラスやエナメルに使われる酸化プラセオジムの価格は09年後半には1トン当たり10万元(約161万円)を切っていたが、11年半ばには同100万元を超えた。その後、今年の夏には同34万5000元まで下がった。同じ部類の金属の価格もほぼ同じ動きをした。オーストラリアのライナスを中心とする欧米の生産業者が抽出量や処理量を増やしたので中国メーカーの影響力が弱まり、価格は下落した。
中国有色金属建設は24日、私募割当増資で最大17億9000万元を調達する計画を立てているが、そのうちの4億5000万元を広東省での工場の建設に充てると発表した。新工場はレアアース酸化物を年間7000トン生産する能力を持つ。
中国産レアアースの価格は夏に上昇したが、アナリストはゲーム機器やその他システムのメーカーからの需要が増大するので今後も一段と上昇すると予想している。例えばアップル製品の部品メーカーはレアアースを切望している。iPhone最新モデルの販売台数はアナリスト予想を上回り、発売後3日間で900万台に達した。
7―8月に中国でレアアース価格が上昇した背景には、政府がレアアースの違法な採掘を全国的に取り締まったことに加え、情報技術(IT)部門が回復して需要が増大したという事情がある。
中国の輸出割当制度をめぐる懸念はあるにしても、08年下半期にこれが導入されてからまだ一度も全面的には実施されていない。香港の中国海關統計諮詢服務中心(CCSIC)が24日、中国の税関データを引用して説明したところによると、中国が1―8月に輸出したレアアース鉱石、金属、複合物の量は前年同期比62.5%増の1万3537トンだった。通年の輸出数量の上限は3万1001トン。今年に入って価格が下落していたため、安値での買いに火が付いた。加えて日本からの需要が増大して価格を押し上げた。
英ノース・スクエア・ブルー・オーク(NSBO)のレアアースアナリスト、フランク・タン氏は、向こう数カ月間は需要の伸びや労働・環境関連コストの増加に伴って価格は段階的に上がり続ける、との見通しを示した。
そしてコストが増加しても鉱業各社は楽観的だと指摘した。中国産レアアースの価格競争力は強いので引き続き需要があるとみている。理由としては、オーストラリアなど他の生産国より人件費が安いことと、中国の環境基準は先進国の基準ほど高くないことを挙げた。



2013年9月16日 MSN 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130916/fnc13091609560004-n1.htm
脱・中国レアアース…日本の動き見誤る 対日「禁輸」3年
2013.9.16 09:48 (1/5ページ)[中国]
本文割愛

2013年8月9日  MSN 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130809/fnc13080916000010-n1.htm

中国のレアアース、日本は2位の輸出先に 「脱中国」の動き加速
2013.8.9 15:59 [資源]
9日付の中国英字紙チャイナ・デーリーによると、中国から日本へのレアアース(希土類)の輸出量は2013年1~5月に3500トンと、米国への4千トンを下回った。日本は長年にわたり中国にとって最大のレアアース輸出先だったが、2位になった。
沖縄県・尖閣諸島周辺で10年に起きた漁船衝突事件後、中国のレアアース輸出手続きが停滞したことを受け、日本が資源を中国以外で調達する「脱中国」を加速したことで輸入が抑制されたとみられる。
日本企業はオーストラリアなどからのレアアース調達を本格化。中国企業は日本からの受注減のほか世界経済の回復遅れの影響で業績が悪化し、生産が停止する企業も出るなど苦境に陥っている。
中国は現在、世界のレアアースの95%を供給しているが、中国の大手レアアース企業の幹部は国際市場に占める中国産のシェアは15年に73%まで下落すると予測している。(共同)

2013年6月18日 Yahooニュース日本近海でレアアースhttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130618-00000874-playboyz-soci
日本のレアアース開発の最大の敵は経済産業省だった?
週プレNEWS 6月18日(火)16時10分配信

巨大で高濃度の海底鉱床を発見した東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授
スマホ、エアコン、ハイブリッドカーなど、ハイテク製品の部品に必要な鉱物資源レアアース(希土類)。これまでは世界シェア首位の中国にやりたい放題やられてきたが、昨年6月の調査によって、実は日本の近海にも大量に眠っていることがわかった!

■世界の産出量の97%を中国が握る
「これは想像を絶する夢の濃度です。必ずや日本の福音になる」
昨年6月、南鳥島沖の海底で、世界最高濃度のレアアース(希土類)を豊富に含む泥の層を発見した東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授はそう話す。
レアアースとはランタンやネオジムなど17種類の元素の総称。1794年、スウェーデンの小さな村で最初に発見され、『まれな(rare)土(earth)』と名づけられ、今では「ハイテク産業のビタミン」とも呼ばれる。
「材料に少し混ぜるだけでその本来の性質を一変させるためです。レアアースを生かした素材で有名なのがネオジム磁石。“世界最強”ともいわれるこの磁石はハイブリッドカーの駆動モーターに1kgほど入っていて、これがなければ製品化は不可能ともいわれます」(加藤教授)
ほかにも、スマホ、エアコン、デジカメ、DVDから風力発電の発電機まで、あらゆるハイテク機器に含まれている。レアアースはまさにハイテク技術を売りにする日本の“生命線”なのだ。
ところが、その世界の産出量の97%を中国が握っている……。
「レアアースが濃集する鉱山は世界中に分布していますが、ウランやトリウムといった放射性元素が共在し、それがネックとなって鉱山開発を断念するケースが大半。そんななか、規制が緩い中国では80年代から国策で鉱山開発が進められてきたのです」(加藤教授)
中国、恐るべし!
「その後、中国はなりふり構わぬ値下げ攻勢を仕掛け、コストで太刀打ちできない他国のレアアース鉱山は次々と閉山に追い込まれていきました」(加藤教授)
こうして市場を独占すると、中国は価格をつり上げてきた。
「中国産レアアースの輸出価格は輸出税の課税や増税で上昇し、国内の流通価格の倍ほどに。そして、2010年9月に起きた尖閣諸島沖での中国漁船衝突事故の報復措置として日本への輸出全面禁止に踏み切り、それ以降、輸出価格は最高40倍にもなった」(加藤教授)
価格暴騰にあえぐ日本企業は工場を中国に移転するほかなかった。
「『レアアースが必要なら、中国に工場を造れ』と要求されたからです。これによってスマホ用タッチパネルガラスや高級カメラレンズなど、日本のハイテク製品の製造拠点が中国に移転する流れができてしまいました」(加藤教授)
中国側の狙いは?
「最終的には、中国に工場を移した海外のハイテク企業の技術を盗み取ることにあります。資源と技術の両方を握られたら、日本の将来は完全に断たれてしまう。私は研究者としてその点に強い危機感を覚えました」(加藤教授)

■南鳥島沖の資源量は230年以上分!
中国の独占体制を根本から変えるためにも、日本は自国でのレアアース確保が喫緊(きっきん)の課題となった。加藤教授はこう打ち明ける。
「私たち(東大研究チーム)はひそかに太平洋の海底泥の研究を進め、タヒチ沖などに眠るレアアースを豊富に含んだ泥の存在をつかんでいました。そのデータから、日本の小笠原諸島の南鳥島沖にも同じ成分の泥が存在することを確信していたのです」
事実、昨年6月に加藤教授は日本の排他的経済水域としては初めて、南鳥島沖でレアアースを発見。さらに「水深5000m超の海底から採取した泥を分析するとレアアースが最大約6600ppmの濃度で含まれていました。これは中国の鉱床の10倍以上。この高濃度の泥が少なくとも1000平方kmの範囲に広がっている可能性があることも突き止めた」(加藤教授)という。
その埋蔵量が素晴らしい。
「計算上では、国内消費量の230年分以上です」(加藤教授)
南鳥島沖のレアアース泥の利点について、加藤教授が説明する。
「高濃度なだけではなく、レアアースの抽出が非常に簡単。海底から採掘した泥を1時間ほど薄い酸に浸しておくだけで自然と分離します。中国の鉱床では泥に酸をつけてもそこに含まれるレアアースの50%ほどしか取り出せないが、レアアース泥からは90%以上。抽出が簡単でムダのない分、より商業化しやすいということです」
最大の長所はこれだ。「レアアース泥は、陸上のレアアース鉱床の最大の欠点であった放射性元素をほとんど含みません。トリウム含有量でみると、川原に転がっている石ころと同程度。ほとんど含まないといってもいいレベルです」(加藤教授)
膨大な資源量で、レアアースを取り出しやすく、放射能リスクはほぼ皆無。すぐにでも実用化できそうだが、このレアアース泥は水深5000m超の海底にある。世界を見渡しても水深5000mを超える深海から鉱物資源を引き揚げた前例はないとのことだが……。
「実は採取法については今、産学連携で研究を進めています。母船から海底に掘削パイプを下ろし、そこに圧縮した空気を送り込んで泥を吸い上げる方式で、海底油田から石油を引き揚げる既存技術を少し改良したもの。コンピューターを使ったシミュレーションでは成功しており、あとは実証実験を残すのみ、という段階まできてはいますが……」(加藤教授)
ここで初めて加藤教授が表情を曇らせた。どうしたのか?
「実証実験やレアアースの事業化には国の予算措置が必要ですが、依然として鈍いと言わざるを得ません。中心となって推進すべき立場にある経済産業省が『まだまだ研究段階』とか『時期尚早』とか言っているうちに、海外に先を越されてしまうかもしれません。レアアースの泥は南鳥島沖だけにあるわけではなくて、タヒチ沖のフランスの排他的経済水域やハワイ周辺海域にもあるんですから。国内で内輪もめしてもたついている間に、タヒチ沖で中国とフランスがいち早く共同開発する可能性だって否定できません」
そんなスピード感のなさが日本のレアアース開発の最大の妨げになっている。
「ただ、それらの要因を抜きに考えると、泥の採掘の実証実験に2年、同時進行で海底探査に1、2年。成功すれば、あとの製錬や加工は既存の技術で対応できます。早くて5年後には生産が始まり、国産レアアースを積んだプリウスが道路を走っているかもしれません」(加藤教授)
すべては国のやる気次第だ。
(取材・文/菅沼 慶 興山英雄)
2013年5月22日日経http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD150W6_W3A510C1X21000/
レアアース代替戦略が成果 政府、異例の連携体制
(1/2ページ)2013/5/22 7:00小サイズに変更中サイズに変更大サイズに変更保存印刷リプリント共有
欧米の後手に回ることが多かった日本の資源戦略で、地味ながらも成功といってよい事例がある。ハイブリッド車のモーターなどに使われてきたレアアース(希土類)の代替材料の開発だ。数年前まで大半を中国からの輸入に頼ってきたが、日本の官民を挙げた技術開発が奏功し、ここにきて輸入依存は大幅に減った。そこから何を学べるのか。
■12年の輸入量は前年比ほぼ半減
日本のレアアース・レアメタル代替戦略の重点分野分野主な研究テーマ 磁石材料
高性能磁石に使うジスプロシウムをネオジム合金などで代替
電子材料
インジウムの代わりに酸化亜鉛などを使った透明電極
半導体向けガリウム、ヒ素の代替材料
触媒・電池材料
白金触媒を混合金属や有機物などに代替
2次電池向け新材料
構造材料
高強度鋼材に加えるニオブやモリブデンの削減
レアメタル代替
切削工具のタングステンをチタン系合金に代替
蛍光材料のテルビウムなどに代わる新材料
「米国や欧州、中国も日本のまねをし始めた。日本発のレアアース代替戦略の先見性を物語っている」。東京都内で3月末に開かれた次世代材料のシンポジウムで、奈良先端科学技術大学院大学の村井真二副学長(当時)はこう称賛した。
村井氏が指すのは文部科学省が2007年度に着手した「元素戦略プロジェクト」のことだ。このプロジェクトは高解像度の液晶技術「IGZO(イグゾー)」の開発で知られる細野秀雄東京工業大学教授が「身近な元素から未知の性質を引き出せば、新たな用途が開ける」と提唱し、20を超える大学や企業などが参加。ディスプレー電極に使うインジウムや触媒向けの白金などの代替技術を探ってきた。
なかでも進展があったのが、高性能磁石に不可欠だったジスプロシウムの代替技術だ。日立金属と物質・材料研究機構がネオジム銅合金を使い、高い磁力を保つ新技術を開発。ジスプロシウムが要らない高性能磁石を先駆けて実現した。
その成果が目に見えて表れたのが3年前。沖縄・尖閣諸島をめぐり日中関係が緊迫し、レアアースの世界生産量の9割を握っていた中国が一時、対日輸出を一方的に停止してからだ。
多くの日本企業が窮地に立たされるなか、自動車大手はハイブリッド車向けに新型磁石を即座に採用。家電各社もエアコンや洗濯機のモーターをフェライト磁石などに相次いで切り替えた。こうして脱レアアースが一気に進み、12年の日本のレアアース輸入量は前年に比べほぼ半減。価格も大幅に下落し、市場は落ち着きを取り戻した。


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