シラン(紫蘭)なのに白い花、いつか庭で見つけて新種発見と意気込んだ時がありましたが、これはシロバナシラン(白花紫蘭)という名で品種として確立していました。
今年は庭のシランの群生の中にも白花が混じっていました。
ありふれた花ですがラン科シラン属、ラン科の豪華さが感じられる花です。
最近白花もよく目にするようになり、公園の植え込みの中にも白花が混じっていました。白花は色素の変化などの突然変異か、品種改良なのか詳しいことは分かりません。
こちらはムラサキツユクサ(紫露草)の白花です。
園芸サイトでは、「ムラサキツユクサの白花」や「西洋ツユクサ・オスプレイ」などの名で販売されています。
ムラサキツユクサは、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草、北米原産の帰化植物です。
たまたまアマガエルが動かずにいたのでパチリ。このムラサキ色の再現は難しいですね。パソコン付属の写真ソフトではなかなか修正しきれません。デジカメは赤紫、青緑などの再現が難しいという情報が出ていましたので、わが技術の問題ではないようです。
試しにデジカメとスマホで撮った写真を並べてみました。撮影時間、天候、個体差もあるでしょうが、庭の花の色はこの中間くらいのような気がしました。因みに紫の印刷色見本は下部中央の四角の色でした。
なかには紫と白の中間の薄い色のものも咲いています。まるで絵の具を薄めたような色です。
こちらは野草のツユクサ(露草)、小さい花ですが露草という名前の風情はこちらが勝ります。
ツユクサ科ツユクサ属の一年草、朝咲いて昼には萎む、まさに露のような一日花です。
調べてみると、雄しべの役割が面白いので図解してみました。雄しべ6本のうち上の4本は鮮やかな目立つ色で雄しべを食餌とする昆虫を呼び寄せる「飾り雄しべ」で、昆虫がそこに取り付いている間に、授粉用の花粉をもつ下の2本の雄しべの花粉が、昆虫にしっかりと付くようになっています。自然界の仕組みは知れば知るほど面白いことばかりです。
こちらも野草のトキワツユクサ(常磐露草)、花弁も三枚で白花の紫露草によく似ています。同じムラサキツユクサ属で、昭和の初め観賞用として南米より渡来し野性化したものだそうです。
俳句の季語としては、紫蘭の例句は意外と少なく、やはり月草、蛍草という風雅な異名も持つ露草が多く詠まれています。
雨の日は雨の紫蘭を玻璃越しに 高澤良一
紫蘭咲いていささかは岩もあはれなり 北原白秋
露草も露のちからの花ひらく 飯田龍太
露草の瑠璃いちめんの昼寝覚 木村蕪城
子を打てる掌のさびしさや螢草 文挟夫佐恵
露草に乳房なづさふ朝の山羊 相馬遷子
なずさふ:なれ親しむ、慕いなつく
万葉集では露草が月草という名で九首詠まれています。
朝咲き夕は消ぬる月草の消ぬべき恋も我れはするかも
作者不明 万葉集 第十巻
コメントありがとうございます。
数年前にムラサキの名がついて白い花…突然変異の
新種発見と意気込みましたが、調べてみるといろいろ
あるようですね。
名前が付けられた元の色の方が風情はありますが、
白い色も爽やかな感じが、この時期に合っている気も
します。
ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
私も今年、白い紫蘭に出会いました。
春に茶席での茶花に、白い山吹と出会いまして、
山吹色の山吹が…と思ってました。
そしたら亭主が、自宅に花弁の先が赤く白い紫蘭
口紅紫蘭があると話していただきました。
その一週間後、早速見かけることができました。
単に気が付かなかっただけなんでしょうね
夏になると裏庭に青紫の露草が咲くのですが、
白があるとは知りませんでした。
今年の夏は、気にかけようと思います。