うっそうと茂っている木々の中を歩いていくと、頭上に見覚えにあるフォルムが・・
ミツバアケビです。
木漏れ日がさすとわかりやすいですが、それでも自然のものは市販されているアケビと違って周囲に溶け込むような地味な色をしているので、見つけるにはちょっとしたコツが必要。
実が裂けて食べ頃を迎えたものはすぐ鳥に食べられるので、1年のうちでも収穫時期は限られてきます。
そして、どんどん山道を進んでいきます。
クヌギやコナラ、アベマキなどがたくさんあるので、一帯に無数のドングリが！！
まさにドングリ祭り♪
周囲には目もくれず、一心不乱にドングリを拾っていきます。
勉強にも注いでほしいこのすさまじい集中力（笑）
大量Get〜！！
1時間もあれば500個ほど収穫できます。
この他にも、ヤシャブシ、松ぼっくり、杉の葉など・・色々な自然の恵みを利用させてもらって工作に用います。
自然の山に入って遊ぶことが少なくなった都会の子供たち。
舗装されていない起伏のある道はバランスがとりづらく疲れやすくなりますし、風によって揺れた木々の葉っぱがこすり合ってでる音に怖がります。薄暗い雑木林の中では不安に陥り、地面から上がる湿度で気が滅入るうえ、見たこともない小さな虫やちょっとした物音に敏感となれば・・すぐに疲弊します。
ゲームやテレビなどの人工的でストレートな刺激は気を引きやすいですが、もっともっとその奥に大切なことがあるような気がします。
実際の山はインターネットの情報だけでは伝わらないことがたくさん。
アケビの甘さも砂糖のそれには敵いませんが・・機微に触れてみませんか。
