八咫烏 蒼天の旅人

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スポラディックE層(Eスポ)の思い出

2011年06月29日 05時55分51秒 | 電波受信・電離層
 どもです!!

 皆さん、いかがお過ごしですか??

 暑くなったり、…かと思うと、ジトジトと雨が降り続く梅雨のこの頃です。

 さて、唐突なんですけど、皆さんはラジオを聴いたりテレビをご覧になったりすると思いますが、この時期によくテレビのNEWSやラジオ等で…

 「ただ今、画像や音声が乱れております。ご了承願います。」

 …云々のアナウンスやテロップ等です。

 これ、「機材による放送事故」?と思われがちですが、実はちょくちょく発生する「超自然現象」な事に起因する事例により起こる事でもあるんです。

 「電離層」…と言うものをご存知でしょうか??詳しく書くと、かなりな内容になってしまいますのでここでは簡単に説明します。

 "電離層(でんりそう)は、地球を取り巻く大気の上層部にある分子や原子が、太陽光線やエックス線などの宇宙線により電離した領域で、この領域は電波を反射する性質を持ち、これによって短波帯の電波を用いた遠距離通信が可能となる。"

 この「電離層」が電波の届く範囲を決定していると言ってもよいのです。電離層は熱圏内(高度約60kmから500kmの間)に位置し、電子密度の違いによって、下から順にD層 (60km - 90km)、E層 (100 - 120km)、F1層 (150km - 220km)、F2層 (220 - 800km) の4つに分けられます。



 (Wikipediaより抜粋)

 しかし、たまにこの法則が崩れて発生するのが、前記しました「超自然現象」なのです。

 これは、スポラディックE層(スポラディックいーそう、Es層、略称EスポまたはEs、英語:Sporadic E layer)

 …と呼ばれる現象です。

 これが起きると、「通常は電離層で反射できない周波数帯の電波」が見事に反射されてサービスエリア外においても視聴が可能になります。

 この時期、日本においては、近隣…中国・韓国・朝鮮・台湾等のラジオ電波やテレビ電波が受信可能になる場合があります。直近では、2011 6/25において日本各地でFMバンドやテレビバンドで「Eスポ」が発生して受信が可能になりました。

(Google等で、「Eスポ+日にち、又はEスポで検索してみてください。色々HITします)

 しかし、面白い物です。同じアジア圏なので聞き覚えのある…だけど、何をしゃべっているかはよくわからない。(^^; 音楽なら解りますけどね。

 昔、自分はアマチュア無線(今は休局)をやってましたが、これが起こるとご飯も食べないで無線機にむかっていたモノです。ある無線局と交信が終了すると、自分の局がパイルアップ(多数の局から通信要求)されるのが楽しくてねぇ。当時、自分の住んでいた場所は、無線局があまり多くなかったらしいのでね。

 6/25のEスポで…過去を思い出してしまいました。

 良かったのやら悪かったのやら…何か無線が恋しくなってきてしまった、この数日でした。

 でわん!!

 

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2 コメント

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わーたしピンクのEスポー (うっちゃんX)
2011-07-04 23:42:11
興味深いですね。
こういったサイエンス話は大好きなんですよ。
Eスポ、なんかスポーツ新聞のような響きですね。
こんど色々とぐぐってみます。
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おぉ・・・こういうのお好きでしたか?? (管理人)
2011-07-05 20:38:24
 管理人です。(^^)

 昔は、科学小僧でしたねぇ・・・。叔父が「科学の虫」だったので、自然とこの世界に嵌った者です。

>こういったサイエンス話は大好きなんですよ。 
 こういう話、お好きでしたか!!良い事です。FMラジオやテレビの1~3CH(アナログ帯)あたりを観たり聞いたりしててください。

 結構、驚きますよ…この現象。

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