10月4日午後3時から、母校の柏原高校で課外授業として全校生徒を前に体育館で卒業生による講演がありました。
講師は、私の親友のM君でした。彼もぜひ来て欲しいと言うものですから、喜んで聴講に行きました。
先ず、最初一番驚いたのは、生徒数が私たちの頃と比べて非常に少なくなっていることでした。
私たちの頃は、一学年11クラスでしたから全校生徒数は1600人余だったと思います。ところが、講演の後、校長先生にお聞きすると、三年生が7クラス、一、二年生が6クラスとなっていて、全生徒数はどうやら今は1000人を切っているそうです。
さて、友人のM君の講演内容は、自分の今までの考え方、生き方を中心にした話でなかなか味のあるいい話でした。
中学生頃から、どんなことでも「定義を鵜呑みにする事なく、本当にそうだろうか?と常に疑問を持って自分が納得するまで考え抜いた。」だから、高校入試の成績もビリから3番目だったという話をしていました。
ところが、入学して隣にいたF君は、高校入試が一番であって、彼と色々話をしていて、自分は物事の考え方、行動に至るまで色んなことを教わった。そのお陰で、今こうして講演をさせてもらっている。友人がどれだけ大切かを皆さんに申し上げたい。
また、彼の信条は、「①熱中②集中③継続が一番大切だと思う。それに楽しくすることも大切だと思う。」と話していました。
彼は、今の日本の医学界のトップを走っており、専門分野では委員長も務めており、退職するまでは大学の医学部の教授(医学博士)でありましたが、今は400床を超える大阪の大病院の院長を務めています。2005年の福知山線の脱線事故の時には、率先して一番沢山負傷者を当病院で受け入れ、救急センターのトップでもあった為、徹夜で治療にあたりました。娘さんも、東大を卒業され、今は代議士で複数の大臣も務められ、ゆくゆくは日本を背負う方だと思います。お母様もお医者さんで、かなり厳しく育てられたと想像します。
昔から、彼は凄く真面目で、徹底して物事を追求するタイプでした。お父様も私は存じ上げておりますが、かなり厳しい方でありました。やはり学者一家かなと思います。彼のお兄さんも東大の教授でもありました。