中国の巨大電波望遠鏡「天眼」、反復する高速電波バースト検出
小型無人機から撮影した点検修理期間中の500メートル球面電波望遠鏡(2019年8月27日撮影、資料写真)。(c)Xinhua News
【10月7日 Xinhua News】中国科学院国家天文台の研究者らはこのところ、反復する高速電波バースト「FRB121102」を集中的に追い続けている。
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国家天文台の副研究員で、中国貴州省(Guizhou)にある500メートル球面電波望遠鏡(FAST、通称「天眼」)の観測計画の責任者を務める銭磊(Qian Lei)氏は、FRB121102は先月、研究員が日常的な宇宙からの電波信号データを処理していた際に検出されたものだとし、高速電波バーストは通常、短時間の激しい現象で、発生数はパルサーよりはるかに少なく、このようにくり返し集中的に発生する高速電波バーストは珍しいと述べた。
これに先立ち、中国の「天眼」が発見した反復する高速電波バーストは一種の神秘的な信号で、地球から約30億光年離れた場所から来ると考えられているとメディアが報じていた。
これに対し、銭氏は「これがどういった天体なのか、実際のところ科学者たちも分かっていない。だから、地球との確かな距離なども分かるはずがない」との見解を示す一方、中国の研究者らはこのような「宇宙の奥深くから発せられる神秘的な電波」について、反復する高速電波バーストへの観測と研究を強化することが、その発生源と物理的メカニズムの解明に役立つと信じていると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News
「覆面禁止法」で初起訴、香港 マスク姿で抗議も
香港東区の裁判所に到着した「覆面禁止規則」違反の罪で起訴された男性(2019年10月7日撮影)。(c)Mohd RASFAN / AFP
【10月7日 AFP】香港で7日、先週末から今週にかけて行われた抗議活動に絡み、デモ参加者に覆面着用を禁止する緊急条例に違反したとして逮捕されたデモ参加者2人が起訴された。法律施行後、起訴は初めて。2人が出廷した裁判所の外には、緊急条例に抗議する人たちがマスクなどで顔を覆った姿で押し寄せた。
違法にマスクを着用した罪と違法集会の罪で起訴されたのは、男子大学生と38歳女性。違法集会の罪は最長3年の禁錮刑、マスク着用の罪には最長1年の禁錮刑が定められている。
多くの人々は、覆面禁止規則の施行を皮切りに今後もさらなる緊急条例が施行されるのではないかと懸念を示している。(c)AFP/Jerome TAYLOR, Pak YIU
トヨタのタナックがラリーGB制す、初の年間優勝に王手
世界ラリー選手権第12戦、ウェールズ・ラリーGB最終日。コ・ドライバーと優勝を喜ぶトヨタのオット・タナック(右、2019年10月6日撮影)。(c)GEOFF CADDICK / AFP
【10月7日 AFP】世界ラリー選手権(World Rally Championship 2019)第12戦、ウェールズ・ラリーGB(Wales Rally GB 2019)は6日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)が優勝を果たし、初の総合優勝に一歩近付いた。
直近7レースで5勝を収めている31歳のタナックは、最終パワーステージで最大ボーナスポイントを獲得し、今大会を締めくくった。
タナックは年間王者を争うライバルを退けたが、2位に入ったシトロエン(Citroen)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)とは10.9秒しか差がつかず、快勝とはいかなかった。ヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)はさらに12.9秒遅れでフィニッシュした。(c)AFP
ラグビーW杯得点王の田村、PGの相談は「何言ってるか分からない」
ラグビーW杯日本大会・プールA、日本対サモア。ボールを蹴る田村優(2019年10月5日撮影)。(c)Adrian DENNIS / AFP
【10月7日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)でここまで出色のプレーを続けている日本代表のSO田村優(Yu Tamura)が、チーム主将の言葉をあまりよく分かっていないことを明かした。
ここまで得点ランキングトップの40得点を挙げ、ロシアとアイルランド、サモアに勝利した日本の攻撃をつかさどっている田村だが、試合中の主将たちの言葉はほとんど聞き流していたようだ。日本は主将のマイケルリーチ(Michael Leitch)の他に、アイルランド戦とサモア戦はピーター・ラブスカフニ(Pieter Labuschagne)がゲームキャプテンを務め、PGの前に田村と長く話し込むことがあったが、田村本人が7日、その内幕を明かした。
13日に横浜で行われるスコットランド戦は、代表史上初となるW杯8強入りを懸けた大一番となる。しかし田村は平常心を強調し、得点ランキングは「あまり興味がない」とコメント。その一方で、松島幸太朗(Kotaro Matsushima)については「マツはトライ王になると思う」と言って笑った。
松島はサモア戦の試合終了直前に今大会四つ目となるトライを決め、チームも8強入りを左右する可能性のあるボーナスポイントを手に入れた。
日本は4年前のイングランド大会で、初戦の南アフリカ戦で大金星を挙げながら、4日後のスコットランドとの試合に敗れて決勝トーナメント進出を逃した。そのことについて問われた田村は、「運命かな」と話している。(c)AFP/Alastair HIMMER
中国的「敬老の日」 ご長寿の動物をいたわる北京動物園
飼育員が用意した果物や野菜を食べている高齢のサイ「ニム」(2019年10月4日撮影)。(c)新京報
【10月7日 CNS】中国では、旧暦の9月9日は「重陽節」という節句で、「敬老の日」としても知られる。今年は10月7日がこれにあたる。北京動物園(Beijing Zoo)では、高齢の動物たちが多いため、飼育員がさまざまな工夫をして「お年寄り」たちをいたわっていた。
今年で32歳となるインドサイの「ニム」は、飼育員によると「飼育されているサイの中では、最も高齢です」。
1986年生まれの高齢チンパンジーも3匹いる。今年初め、快適に暮らせるように屋外運動場の中庭を、「個室」に改造。多くの木を植えて、自然に戻ったような環境を整えた。夏にはフルーツアイス、冬にはナシ汁と蜂蜜水をプレゼントしている。
北京動物園には高齢のパンダや象などもいる。飼育員たちは「どの動物も大事な介護対象」と世話を続けている。(c)CNS-新京報/JCM/AFPBB News
*上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
*今日の一言
島田大祭、今年の御殿様は女の子 少子化で111年ぶりに努める。
「日本三奇祭」の一つとも呼ばれ、300年以上の歴史を持つ「島田大祭」(12~14日)で今年、大名行列の「御殿様」を、111年ぶりに女児が務める。少子化に伴い、地域に年頃の男児が少なくなり、白羽の矢が立った。女児の御殿様は史上3人目という。
日替わりで3人が務める御殿様の1人に決まったのは島田市祇園町の小学2年生、塚本小春さん(7)。通常、6~10歳の男児が務めるが、町内のその年代は女の子ばかり4人。6月に大祭保存会から小春さんに「御殿様やりたい?」と打診があり、「やる!」と即答した。「馬に乗ってみたかったから」と小春さん。
島田大祭は大井神社のご神体が大井川の洪水で流され、移転したことに伴う、元の鎮座地への里帰りが起源。木太刀に丸帯を掛けた大奴(山伏)25人をはじめ総勢約250人の大名行列が、鹿島踊り団や屋台を連れて、市中を練り歩く。
小春さんが御殿様を務めるのは13日。午前10時から大井神社で神事があり、午前11時40分に、馬に乗って出発。午後6時の本陣入りでは、徒歩で宿所に入る小春さんに、行列の大奴、大鳥毛、挟箱などが独特の振り付けで従う。
小春さんは夏休みに掛川市の乗馬クラブで練習した。「馬に乗るのは楽しい。御殿様は人前でしゃべらなくていいので、ちゃんと出来ると思う」
当日は曽祖父が縫い、祖父の大塚亮治さん(74)ら3兄弟が御殿様役で履いた袴(はかま)を、身に着ける予定だ。
「島田の帯まつり」の執筆者の一人で、民俗文化研究所の吉川祐子代表は「祭りには地域の子どもの成長祈願の意味合いもある。直虎ら女性の殿様の実在も知られてきた。これからの御殿様は、性別を問わない形になっていくのではないか」と話した。
*上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*お祭りの殿様役に女性が務めるのは、珍しく見学に行きたいものです!