コーラスの改造記事です。写真のエフェクターはPASで売っているBOSS CE-2のキット基盤を使いつつ、ICはMN3207を使って、Arion SCH-1の定数+モノラル改造で作ったものです。
もともとちょっと大きめのケースで作ってまして、ツマミもWET LEVELを追加、またMN3102の遅延CAPを調整するPRE-DELAY(いわゆるIntencity Mod)たのめのツマミも付けておきました。
その後、どうやって遅延CAPを調整しようかな~と悩んでいたら、大昔にばらしたエフェクターの6 Position Rotaly Switchをパーツ箱から発見。さらに八潮の秋月で22pFの10個入りをGet。
ということで、Pre-Delayコントロールは、遅延CAPを6 Positionで切り替えることに決定。
MN3102の遅延CAP47pFに22pFを0個、1個、2個、3個、4個と並列で接続し、複数の数値を選択できるするようにしました。Position 6については、22PFを3つにに手持ちの100pFを並列にしました。合算すると数値は以下のようになります。
Position 1: 47pF
Position 2: 69pF
Position 3: 91pF
Position 4:111pF
Position 5:133pF
Position 6:169pF
実装してみると、問題なく機能しました。
Intencity Mod自体はあまり評判がよくないですね。いわくChorusの効果がエグくなりすぎるとか。
確かにPosition 6:169pFだとウニャウニャしすぎて飛び道具くらいにしかならなそうなんですが、RateとDepathをかなり抑えて(5~10%くらいのレベル) 調整、その上で、Position 6:169pFにするとDetuneっぽい効果が得られます。
これまで、Rateを抑え気味にするなど色々といじくって、DetuneのようなChorusを目指してたのですがどうしてもノーマルのChorusではうまくいきませんでした。ですが今回、遅延を大きくするとよくあるDetuneっぽく聞こえてきました。
Detuneで重要なのはPitchもですがDubling効果であるショートディレイも重要だったのですね。FV-1のIcを使ってDetune作ろうかなと思ってましたが、これなら自分的にはDetuneとしては十分okです。
お手軽で、しかも元のtoneを変化させない改造なので、おすすめです。なお、今回、Position 1は47pFにしましたが、10pFとか22pFにしても面白いですね。
短いですがテスト動画です。IbanezのFGM200のFront PickupのNorton LiteをTAP Modeで弾いてます。
最初はReverb+Delayのみ、その後Chorusをオン、という感じです。
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