つれづれなるままに

日々の雑記

田中一村展

2024-11-02 15:17:11 | 日常あれこれ

10月30日雨上がりの午後、東京都美術館へ。
田中一村展はやはりとても混んでいました。
人と人の間より絵画を覗き込む状態でした。




田中一村とは
明治41(1908)年,栃木県に生まれる。幼い頃から画才を発揮し,7歳の時,父の濔吉(号稲村、稲邨)より「米邨」の号を与えられる。

大正15年東京美術学校入学後,わずか2か月余りで中退,その後南画家として活動する。第19回青龍展に「白い花」を出品入選するが,その後中央画壇とつながりをもつことはなかった。

昭和33年50歳で単身奄美大島に移住。紬工場で染色工として働き,蓄えができたら絵を描くという生活を繰り返し,亜熱帯の植物や動物を描き続け,独特の世界をつくりあげた。

絵描きとして清貧で孤高な生き方を通した一村は,昭和52(1977)年69歳でひっそりとだれにも看取られずにその生涯を閉じた。(AMAMI PARKより)










NHK 東京都美術館の案内より
田中一村展 奄美の光 魂の絵画 
本展は、一村の神童と称された幼年期から、終焉の地である奄美大島で描かれた最晩年の作品まで、その全貌をご紹介する大回顧展です。世俗的な栄達とは無縁な中で、全身全霊をかけて「描くこと」に取り組んだ一村の生涯は、「不屈の情熱の軌跡」といえるものでした。
自然を主題とする澄んだ光にあふれた絵画は、その情熱の結晶であり、静かで落ち着いた雰囲気のなかに、消えることのない、彼の魂の輝きをも宿しているかのようです。
本展は、奄美の田中一村記念美術館の所蔵品をはじめ、代表作を網羅する決定版であり、近年発見された資料を多数含む構成により、この稀にみる画家の真髄に迫り、「生きる糧」としての芸術の深みにふれていただこうとする試みです。



晩年の作品に興味がありました。



奄美の海に蘇鉄とアダン(ネットより拝借)




アダンの海辺(ネットより拝借)




不喰芋(くわずいも)と蘇鉄


奄美に行く前の作品 「白い花」と「秋晴」 (ネットより拝借)




白い花(ネットより拝借)





秋晴 (ネットより拝借)



晩年の作品に惹かれて訪れましたが、
この「秋晴」も印象に残りました。


sumau というサイトの絵がきれいです。
https://sumau.com/2024-n/article/2373

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