仕事への情熱を失くしたCM監督のトビーは、スペインの田舎での撮影中、謎めいた男からDVDを渡される。
そのDVDは学生時代に自らが監督し、賞に輝いた映画『ドン・キホーテを殺した男』だった。舞台となった
村が近くにあることを知ったトビーは村へ。そこで、ドン・キホーテ役を演じた靴職人の老人と再会するが
彼はいまでも自分が本物の騎士だと信じ込んでいた。トビーを忠実な従者だと思い込む老人は彼を強引に
引き連れ、大冒険の旅に出発する。
まだまだ公開中のSWでもカイロ・レンとして印象的な演技を披露した A・ドライバー出演作と言う事
で興味を持ち鑑賞 テリー・ギリアムはモンティ・パイソン(イギリスのお笑いユニット) のメンバー
ドン・キホーテは人並みに知ってる程度です・・・・まぁ~普通にドンキホーテだったと思います
英雄譚の読み過ぎで突然騎士道に目覚めてしまった、ドンキホーテと従者サンチョパンサのドタバタ
大冒険ですが懐かしの地で撮影をしている映像監督のトビーが、その学生時代に撮ったショートフィルム
をふとしたきっかけ再び手にしその地を懐かしんで訪ねると当時ドンキホーテに無理矢理仕立てて
撮影した靴職人のハビエルじいさんが未だその気になったままでトビーを強制的にサンチョと思い込み
巻き込まれます。。。世界観は中世感と現代感がまぜこぜになり少し混乱しますが・・・
社長夫人とベッドインしかけたり謎の集落で捕まったり?ムスリム教徒が現れたり・・・・
狂言回し的役割のトビーはだんだんまともな精神をやられていき、結局現代社会の所属している会社の
都合や上の命令で信念を曲げに曲げられ自分らしさを失っていないかといったメッセージ性はあるのかな?
という感じですが、テリー・ギリアムのおふざけ感や不可思議感は残りつつ話が進んでいく感じでした
どちらかというと完成するまでに30年かかったとか、そっちのエピソードに関心が集まりそれに対すると
作品自体はフツーになっているかもしれませんね。でもその30年の間に現代CGを駆使するなど様変わり
したんじゃないでしょうか?
最後にさびしく消えゆく老ドン・キホーテが彼にオーヴァーラップしているのが悲しい ☆☆☆
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