孤独で心の優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」
という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は
同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ
底辺からの脱出を試みる。「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を映画化です
地下鉄でウェイン氏の会社で働く社員三人に笑いが止まらなかったことから、何がおかしい?と、暴行を受け
持っていた銃で射殺・・・此処から徐々に人としての道が外れて行く。ジョーカーの生い立ち、ジョーカーに
至る経緯は、バットマンを新しく上映する度に、設定が変わってしまっています。今回は薬品工場に落ち、
全身が白くなった訳でも、自分でハサミを使い口元を裂いた訳でも無い訳ですね・・ コメディアンを目指す
アーサー(ジョーカー)は脳に障害があり、突然、奇妙に笑ってしまう症状に悩ませれる。精神も不安定で
7種類の薬もすでに服用している。ピエロ姿で営業する仕事をしていたが、ある日、不良少年たちに暴行を受け
同僚のピエロから自分の身は自分で守れと銃を貰う。 その銃を所持して、小児科でピエロ姿で営業中、誤って
子供たちの前で、銃を落とし、仕事はクビになる。
母親と二人暮らしで、その母親は、バットマンの父親ウェイン氏の邸宅で元働いていたと言う。その母親は
アーサーに、実はお前の父親はウェインだと告げる。アーサーが独自に調べて行くと、ウェイン宅で働いていた
のは本当だが、自分の母親は精神が可笑しく、妄想障害がある事を知る。そして自分は養子として引き取られ
その母親が当時交際していた男の暴力により、脳に障害を受けた事も知る。
コメディアンとしてステージに立っても、脳の後遺症から突然、笑ってしまい上手く発する事が出来ない・・・
誰もが一度は体感したであろう孤独感、疎外感、絶望感を演技力で見事に演じきったホアキンに圧巻です
狂っているのは精神病を持つ自分じゃない・・社会だと、強いメッセージ性を全面に押し出した映画でした
色々考えさせられる映画でもありましたね ☆☆☆
> 同僚のピエロから自分の身は自分で守れと銃を貰う。
ジョーカーがミスを犯すことを予想して手渡された印象です。
案の定、馘になり生活は暗転しました。