COVID-19 Deaths and Number of Deaths per 100 Million by country and day, As of May 4, 2022
『 世界の主要地域別・死者数の推移 / COVID-19 Deaths by major region 』
世界全体での感染死亡者数は、2022年1月、“オミクロン株” の影響による一気の増加以降、順調に減少を続けています。直近の一週間で米国で若干の増加はありましたが、それ以上に世界全体での減少が大きく進んでいます。ただし、グラフを見て分かる通り、大きな問題点が更に顕在化して、より大きな声で提起される段階に入っていると言えます。それは、世界全体の死亡者数に占める、「欧州5ヶ国」と「北米2ヶ国」の割合が異様に高い事です。
2022年 4月28日から 5月4日までの一週間、全世界で亡くなった人の人数は 16,292 人ですが、その内、「欧州5ヶ国」と「北米2ヶ国」での死亡者数は 8,752 人でした。つまり、世界全体で亡くなる人の半数以上が、それら 7ヶ国で亡くなり続けている事です。
パンデミック発生後の行動規制をいち早く導入して、最も有効性が高い mRNA ワクチンの開発会社のある国で、率先してそれらの接種を進めてきた国々で、7ヶ国で人口の合計が 約 7億人 と 世界の 1/10 の人口の地域で、世界の 1/2 以上の死亡者の発生を許し続けている現状です。
これを、解決すべき問題として認知されていない事が問題なのです。それら、国民生活の不満解消と経済回復に迫られている各国政府はそれを表に発表せず、それらの国々の主要メディアは問題として採り上げず、各国の国民の人命にとって重要な問題であるにも関わらず、全てをロシア侵攻の陰に隠してしまっているかの様です。
更に問題となるのが、欧米各国が率先して行なっている “規制緩和&経済回復 競争” に、未だ充分な対策や医療体制が整っていない国々であっても、いやがうえでも参加を余儀なくされている現状と、それを知ってか知らずか、それらの国々の国民も表立って “規制緩和 競争” 参加に反対をしていない様に見える事です。
その影響・余波をまとも受けている国や国民は、最たる例が ニュージーランド であり、ギリシャやマルタ と言えます。今もなお、人口に占める死亡者数・【死亡密度】が世界最悪レベルを続けており、多くの国民の命が失われ続けていますが、国境を開き、観光客などの受け入れに対して扉を大きく開いています。 厳しい入国制限を行なう “水際対策” が今も必要だとは思いませんが、他国と比較して死亡を防ぐ対応が不十分な事を、規制緩和を急ぐ欧米各国の死亡者数が多い事と併せて、国民に対して充分な説明と認知を図り、他国に対しても警鐘を鳴らすべき責任の一端はあると考えます。
『 国別・日別、死亡者数一覧 / Deaths by country and Day 』
『 人口あたり死者数、国別・日別一覧 / Deaths per 100 Million People by Country and Day 』
人口が異なる国の死者数を比較して話題にする事ほど無意味な事はありません。人口あたりの死者数【死亡密度】を見れば、各国の被害状況がはっきりと理解できます。【死亡密度】の数値に合わせて欄を色分けしてあるので、深刻な状況に陥っている国や地域などがはっきりと識別できます。
なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
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