世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの判断は出来ません。【感染密度】は、人口1億人あたり日別・新規感染者数を一覧表で示し、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。
New infection case per popuration by country and day
【 限定的なワクチン効果 】
“ デルタ株 ” による感染拡大の傾向を見れば、ワクチン接種による感染予防の効果が限定的である事は明らかです。
重症化や死亡のリスクを下げる事は様々な機関から報告されていますが、感染を予防する効果が期待された程に無い事は、ワクチン接種先進国と言えるイスラエルや英国での感染拡大が示しています。
イスラエルでは過去最大の感染者を記録する程で、人口あたりの感染率を示す【 感染密度 】は世界最悪レベルを記録し、英国は欧州で最悪の【 感染密度 】を記録し続け、その為にイスラエルと英国の両国は『 追加接種 』を押し進めているのです。
同様に『 追加接種 』を計画している米国でも、積極的にワクチン接種を進めているにも関わらず 毎日 20万人近い感染者を記録しているほどです。
ワクチン接種が遅れた日本では、それらの諸国よりワクチン接種率は低く、英国では 6月末から “ デルタ株 ” による感染拡大が始まり、イスラエルでは 7月から感染拡大が起きて収まっていない事実を知りつつも、国民は「ワクチン接種が感染を抑える」という説明しか受けられていない状況はよくありません。
堰堤的な効果しかない事は伝えつつ、重症化予防などの諸外国での臨床データを示し、“ デルタ株 ” への警戒感を国民と共有して、その上でワクチン接種など可能な対応策を示すべきです。
なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です
Source:#OCHA ( https://www.unocha.org/ )
#COVID19
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