毎年、鏡開きの時に作る善哉と汁粉ですが、関東と関西で大きく違いがあるようです。
餡を買い求めても、粒入りも漉し餡も汁粉餡として売られていて、袋の裏の調理法どうりに作ると餡が濃すぎる。
関西出身者ばかりの陽廣院職員一同???…地域の住民に尋ねるとやはり餡の濃いのが普通だそうです。
なので、善哉と汁粉について調べてみました。
関東では善哉は餅の上に餡を載せたもので汁はないそうで、これに汁を入れたもの全般を汁粉と呼び、汁粉はさらに粒餡入りの田舎汁粉と、漉し餡の御前汁粉の2種。
関西では「善哉」は餅と粒餡を使った汁で、汁粉は餅と漉し餡を使った汁のこと。
室町時代には、一条兼良が著した【尺素往来(せきそおうらい)】という書物に《年のはじめを、邪気を払い幸いをもたらす小豆と餅で祝うことを喜びとし、小豆汁に餅を入れたものを善哉餅として食した》記されています。
仏教では善哉の語源は仏教用語で【善哉(ぜんざい、よきかなとも読む)】にちなんだもの。
一休宗純が最初に食され、あまりの美味しさに『善哉』と叫んだとする説があり「善哉」とは仏が弟子を褒める時に使う言葉。
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