ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

チィさんの抜歯

2010-02-22 20:53:20 | 自宅介護

最近、夕方以降に不穏に突入する母ちゃん・・・

今夜も8時を境に『昨年の7月』からタイムスリップしてきました。

室温は21度なのに『Tシャツ』姿で過ごそうとしています。

寒くないの?と聞くと『寒いから何か着る』と言います。

が、すぐに脱いでしまって、Tシャツ姿のままオリンピックのスピードスケートを観戦中です。

おぃおぃ、鳥肌たってるぞぉ

時折『2階に行く』とじょっぱるのはいつものこと・・・

最近はオイラも慣れっこになって、『んじゃぁ、一人で行けばぁ』と切り替えします。

立てない・・・立てても歩けない・・・立てない・・・を繰り返すうちに諦めるか忘れるかなので、あまりしつこく『お説教』しないことにしました。

----------

今朝母ちゃんがディに出かけた後、チィさんを動物病院に連れて行くべく準備を始めました。

まずは車を暖めて・・・

キャリーバッグにチィさんを誘導。

素直に入ってくれたのでファスナーを閉めると、ようやく異常に気がついた模様

車の助手席に乗せた途端に『に゛ゃぁおぉぉぉ』と大絶叫

車をスタートさせてからというもの、チィさん大騒ぎです。

行程20分の絶叫タイム

交差点で止まろうものなら、通行人が振り返るほどの鳴き声

『もうすぐ着くからねー』

『ンぎゃぁおぉぉぉ』

病院の駐車場に到着してエンジンを止めると、なんとチィさんの鳴き声もストップ

以後、不思議なほどおとなしいチィさんです。

体重測定・・・5.1㎏。

先生がチィさんの口の中を見ると、『これ、もう抜けますよ』といいつつペンチでピョィッ

チィさん、ビックリする間もなく牙が抜かれました。

すると先生、『んー、誰かに似てるよねー・・・あぁ、麻生太郎だぁ』

助手の方も『麻生だ麻生だ、似てるぅ』

チィさん唖然としたまま、まわりは大爆笑の渦です

奥歯の歯石がひどいので取ってもらいました。

ついでに奥歯を2本抜歯

この間、麻酔無し

なのにチィさん、おとなしい・・・

助手さんが『チィちゃんおりこうだねぇ、おとなしいねぇ、かわいいねぇ』と畳み掛けるもんだから、チィさん暴れる暇がありません

その流れのまま、足の血管から血液採取。

これもまたチィさんおとなしいぞー。

ここで分かったこと。チィさん、若い頃事故に遭っているようで、アゴの骨が折れてずれたままくっ付いているのだそうです。だから奥歯の噛みあわせが悪くて歯石の温床になったのだとか・・・。麻生顔もそのせいなのね

すべてが終わって助手さんがキャリーケースに入れようとすると、チィさん自ら侵入。丸くなっておとなしくしています。

料金は意外と安かったので一安心

血液検査の結果は、夕方電話で教えてくれるとのことでした。

帰りの行程も大騒ぎなのかと思いましたが、今度は一転、ドライブを楽しんでいるような雰囲気です。時折すれ違うトラックに『ニャァ』、交差点で止まると『んニャァ』・・・

家に帰ると大盛りごはんをペロリと平らげ、もっと頂戴と催促する始末です。

歯を抜いたのに、よく食えるなぁ

そんな麻生顔のチィさんがこれだぁ

P2220032

P2220031

早めの夕ごはんもぺロっと平らげ、緊張が解けたチィさんはオイラの横で昏々と眠っています。

チィさん、お疲れ様でした。

----------

今日のばあちゃん。

ニコニコばあちゃん。

少し痰が絡むくらいで、元気そうです。

明日はお風呂に入れるかなぁ・・・

明日は熱が出ませんように

----------

夕方、動物病院から電話がありました。

血液検査の結果、肝臓の数値がちょぴっと悪いのと軽度の貧血だそうです。

原因はやはり大量の歯石。

食べ物を歯石のばい菌ごと飲み込んでいたため、栄養がチィさんに回っていなかったようです。

3ヵ月後に再び血液検査をすれば、おそらく正常値に戻っているだろうとのことでした。

『たんぽぽ動物病院』の先生、

ありがとうございましたぁ