母ちゃんの入院38日目です。
週明けの転院に向けて、今日中にお仕事を終わらせようと思います
がお仕事に集中し過ぎて、お昼休みにまで突入してしまいました
一日に一度、唯一拘束ミトンを外してもらうチャンスを台無しにするところでした
慌てず安全運転で病院へ向かいます
病室に到着すると、看護士さんの大きな声が聞こえてきました。
『〇〇さ~ん、どこ行くのぉ~』
母ちゃんが拘束ミトンを引っ張って、起き上がろうとしていました
『あ゛ーっ娘さん来たー〇〇さ~ん、娘さん来たよぉ~』
母ちゃんってば、オイラの顔を見た途端涙をいっぱい溜めて、オイラのほうに手を伸ばそうとしています
看護士さんに拘束を解いてもらった途端、オイラの腕にしがみついてきました。
『何かあったんですか』と看護士さんに聞くと
『今朝から落ち着きが無くて・・・娘さんが来れば落ち着くと思って待ってました』とのこと・・・。
『スミマセン、遅くなっちゃって』
付きっきりでいてくれた看護士さんと交代して、流動食の見守りです。
ティッシュで涙を拭いて、紙おしぼりで顔を拭いて、ついでに拭けるところを拭きまくって・・・
髪を結い直したところで、やっと落ち着いてくれた母ちゃんでした
隣のベッドに付き添っていた看護学生さんの顔が、なぜかひきつっていました・・・
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目をパッチリと開けたまま、オイラの顔を見ている母ちゃん
何かをしゃべることも無く、お弁当を食べるオイラをじ~っと見つめています
『母ちゃんも食べたい』
『・・・(顔を横振り)・・・』
『どこか痛いの』
『・・・(顔を横振り)・・・』
箸を持ったオイラの手首をギュッと掴んで、ただただじ~っと見てるだけ・・・
母ちゃん・・・お弁当が食べられないよぉ~
お弁当は後回しにしてしばらく手を握ってあげていると、スーっと眠ってしまいました
流動食の様子を見に来た看護士さん、『絶対に寝てくれなかったのに、やっぱり娘さんが傍にいると安心するのね~』
口腔ケアジェルが無くなったとのことで、母ちゃんが眠っているうちに売店で買ってきます。
このまま帰っちゃうと目覚めた時にパニックになるかも知れないので、声を掛けて起こします。
『母ちゃん、オイラお仕事に行くよ~。行っても良いもうちょっと傍に居ようか』
目をぱちくりして顔を横振りした母ちゃんの口元は、『い・い・よ・・・あ・り・が・と・・・』と言っていました。
『明日はもうちょっと早く来るからね~』
・・・・うんうん・・・
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さてと、夕方までに仕事片付けるどーっ
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5時半、お仕事完了です
メールで送っておしまいっと
ねぇねぇ、あそんでほしいのニャ
オイラのお尻にすり寄ってくるシィ君です
シィにぃ~、あそこに鳥さんがいるのニャ
ミィちゃん、なんか凛々しいね
よ~し、おまえらぁ~、あそんでやるど~