水着問題についてちょっとだけ

北京オリンピック直前から燃え上がった水着に関する問題はいまだにおさまらない。
トップレーサーやそのコーチにとっては『死活』がかかるほどの問題であることは確か。

要はルールによって「不公平」をゼロに近づけなきゃいけないということなのだ。
水着メーカーは競ってルールいっぱいの高速水着を作ろうとするのはあたりまえ。
選手は、誰よりも速く泳ぎたいからレースでそれを着たいと願うのがあたりまえ。

競泳は、純粋に選手の性能によって勝敗が決まる、いたって公平な種目の代表だ。
他のほとんどの競技種目と比較しても、競泳のレースは最も公平なんじゃないか？

今や、選手の性能ではなく水着の性能で争う競技になりつつある(もうなってる？)。
･･･どんな水着を着たって、水着の性能を引き出すのはあくまで選手の性能なんだけど。

なぜ水着で覆ってもいい体の部分を、ルールによって限定できないんだろう。
隠さなきゃいけない部分だけを隠す、そんなルールにしてはいけないのかな？

Ｉ．ソープが全身を覆う水着を着て泳ぐのを見て驚いたのは、もう10年も前のこと。
競泳競技の持つ本来の魅力が、薄れていってしまうまえにどうにかならないものか。