Yoz Art Space

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一日一書 197 馬追虫の

2013-09-21 22:36:26 | 一日一書

 

長塚節

 

馬追虫(うまおい)の髭(ひげ)のそよろに来る秋は

 

半紙

 

 

下の句は、「まなこを閉ぢて想ひ見るべし」

 

 

全部書いてみたのですが

どうにもまとまりません。

下の句は、また別の紙にしようということで。

 

「一日一書」も、別に季節に合わせる必要もないのですが

何となく、季節はずれはためらわれます。

日本人的な感覚ということでしょうか。

 

秋は題材が多いからいいですね。

夏はいけません。

 

 

 


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100のエッセイ・第9期・45 北の富士の言いたい放題

2013-09-21 19:44:41 | 100のエッセイ・第9期

45 北の富士の言いたい放題

2013.9.20


 

 いろいろな意味で面白いのが大相撲中継である。取り組みは、まあ、面白かったり、つまらなかったりで、それはそれでしょうがないかというところだが、解説の北の富士の面白さはちょっと類をみない。面白いといっても、腹をかかえて笑えるというのではなく、台本通りにはいかない、アナウンサー泣かせのところが面白いのだ。

 向こう正面に舞の海が座っていたらもうこれは妙の極みで、とにかく二人の話がかみ合わない。本当に仲が悪いんじゃないかと思うくらいで、もしそうならわざわざこの二人を呼ぶNHKも相当人が悪い。

 今日7日目の解説は、この北の富士。向こう正面は武隈(元黒姫山)だったから、舞の海との掛け合いはなかった。ついでに言っておくと、この武隈親方というのはぼくの母の郷里、新潟県糸魚川市(旧青海町)の出身で、ぼくよりちょうど1歳年上。ぼくには1歳年上の伯母がいるが、この伯母とは中学の同級生らしい。更に付け加えると、新潟出身で黒姫山というと、妙高山の傍の黒姫山から取ったと一般には思われていると思うが、実は青海町にも黒姫山という山があり、これが四股名の由来なのだ。新潟県には二つの黒姫山があるということも、ぜひこの際、知っておいていただきたい。(どこかにすでに書いた気がするが)

 さて7日目の結びは、全勝の白鵬に対するは、伸び盛りの千代大龍。取り組みへの意気込みを千代大龍に取材したアナウンサーが、「とにかく楽しみたいと言っていました。」と報告した。

 う、これはヤバイ(今風の意味ではなくて)。絶対に北の富士は言うよなあ。「え。何だって? 楽しみいたい?」って。そう思う間もなく、北の富士は言った。「楽しみたいって? へー、ぼくらの時代はそんなこと考えもしなかったなあ。どうとったらいいのか考えるのに必死でねえ。とにかく1秒でも長く土俵にいられればいいってぐらいしか考えなかったですよ。それを、楽しみたい、ねえ。」慌てて解説のアナウンサーがフォローする。「まあ、取り組みはともかく、こうして仕切っている間だけでも、この時間を味わいたいってことですかね。」「まあ、それはそうかもしれないけどね。」と北の富士は不満顔。

 取り組みはあっけなかった。千代大龍が思いっきり白鵬にぶつかって、はねっかえされてそのまま前に倒れた。1秒もかからない。「1秒も持ちませんでしたねえ。0.1秒でしょうか、勝負がついてしまいましたねえ。」とアナウンサーも悪のり。そこですかさず北の富士が、わざと意地悪そうにニッコリ笑って(映像はなかったが声で分かる)「楽しめたかな?」

 今日は取り組みがはやく終わり、取り組み後のインタビューまで入った。「白鵬にあたりはどうでしたかと聞いたところ、五分五分だということでした。」北の富士「五分五分ってねえ。」そんなわけねえだろと言いたげ。それはそうだ。白鵬はただ受けただけだ。千代大龍が勝手にぶつかって勝手に転んだだけ。相撲になっていない。「楽しめませんでしたと言っていました。」と取材報告。「まあ、白鵬は楽しめたかもね。」と北の富士だったか、解説のアナウンサーだかが言った。

 ほんとに、こんな言いたい放題の解説をやっても大丈夫なんだから、大相撲中継は面白い。昨今の大相撲の不人気に、解説者たちも、半分やけになっているのかもしれない。

 それにしても、北の富士がカチンときた「楽しみたい」という言いぐさは、アメリカあたりの「エンジョイ」からくるのであろうもう古い言いぐさだが、ぼくもやっぱりカチンとくる。オマエが楽しんでどうするんだ。オマエはもう死ぬ気でがんばれよ。それを楽しむのはこっちだぜ。それがプロの仕事ってことだろって、やっぱり言いたくなるのだ。結局、北の富士の言いたい放題が面白いなんて思うのも、ぼくが北の富士と同類だからだろう。ちなみに北の富士は、ぼくより7歳ほど年長である。

 


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一日一書 196 若

2013-09-20 22:16:10 | 一日一書

 

甲骨文字

 

 

 

巫女が長い髪をなびかせ、両手を挙げて舞いながら

神に祈り、神託を求めている形だということです。

巫女が若い女性だったことから「若い」の意味になったそうですが

この字を見ると、

やはり元気に校庭で遊ぶ中1の生徒が思い浮かびます。

 

「194」の「夏」

舞楽用の冠をつけて、足を前にあげて舞う人の形らしいです。

 

写真は、高知で撮った萩の花。

 

  


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一日一書 195 中秋の名月

2013-09-19 20:27:19 | 一日一書

 

中秋

 

 

「中秋」とは、陰暦の8月15日のこと。

陰暦ですから、15日は、十五夜ですが、月は必ずしも満月ではありません。

今日は、陰暦の8月15日、そして満月。

こういうことは珍しいのだそうで、

今度の本当の「中秋の名月」が見られるのは8年後の2021年とか。

その頃にはオリンピックも終わっているんですね。

とか、考えながら

我が家から撮影した、今日の「中秋の名月」。

天体望遠鏡鏡で撮ったのではなく、

ニコンD7000に、望遠レンズをつけて手持ち撮影です。

デジタルカメラはすごいです。

撮影は19:00ごろ。

まだほんとうの「満月」ではないそうです。

ほんとうの「満月」は、22:13とのこと。

 

で、比較です。

これが19:00ごろ撮影の画像。

 

 

そしてこれが、ちょうど20:13に撮影した画像。

完全な満月だということです。

同じにしか見えないけどなあ。

 

 

 

 

カメラ:NIKON D7000  レンズ:AF-S NIKKOR 18-300

 


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一日一書 194 夏

2013-09-18 20:23:46 | 一日一書

 

甲骨文字

 

 

 

甲骨文字の本をパラパラと見ていたら

この字が目に飛び込んできました。

何の解説もないので、どうしてこれが「夏」なのかは分かりませんが

何だか、今年の猛暑で、

ぐったりして悲鳴をあげている蟻みたい。

今までの気分にぴったりの気がして

書いてみました。

 

甲骨文字というのは

何とも、魅力的な文字ですね。

 

 

 


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